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シリーズ「松江の匠」

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島根県松江市 クリエイティブ・コモンズ

市は長年にわたり地域産業の発展に貢献された技能者を表彰しています。
令和五年度 松江市手作り産業優良技能者表彰

■No.1 横手春実
なにわ一水(千鳥町)
(功労賞受賞)
推薦団体…松江調理師会

和食調理師の仕事に生きがいを見いだし、毎日の仕事に情熱を持って取り組む匠。調理師としての道を歩むきっかけは、幼いころに母親の料理を手伝った経験にあります。最初はホットケーキを焼いたり、イカを切り身にしたりとただ料理を手伝っているだけでしたが、日々手伝い続けるうちに料理を楽しむ気持ちが芽生えました。今でも幼いころの気持ちを忘れず、楽しみながら調理師の仕事に取り組んでいます。
そんな匠にとって最も印象に残っている出来事は、松江調理師会の料理研究会で開かれたコンテストで優秀賞を受賞したことです。その時の作品は、宍道湖七珍の一つであり、旬の食材でもあったシラウオを使った抹茶豆腐でした。匠は出品する作品の創作に悩みましたが、宍道湖を泳ぐシラウオをイメージすることで、独創的で美味しい料理を作り上げました。この経験が、自分の料理への自信につながったと匠は語ります。
調理師として30年従事する匠が常に心がけていることは、清潔感を保つことと、一緒に働く仲間をリスペクトすることです。清潔感は、料理の味や安全性に直結する重要な要素であると考え、常に衛生管理に気を配り、清潔な環境で料理を提供することを心がけています。また、仲間との協力や尊重も欠かせない大切なことだと考えています。チームワークを大切にし、尊重し合うことで互いを高め合い、より良い料理を提供できると信じています。
調理師としての仕事がいつまで続けられるかは分からないが、できる限りを尽くして料理を食べるお客様に喜んでもらえるよう努力していきたいと語る匠。
これからも情熱を持って料理に取り組み、お客様に喜びと満足を提供し続けることで、松江市の和食の伝統と美しさを伝えていきます。

問い合わせ:ものづくり産業支援センター
【電話】60-7101

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