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自治体の皆さまへ

松江市長 上定昭仁の「上を向いていこう」Vol.23

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島根県松江市 クリエイティブ・コモンズ

梅雨のシーズンが近づいてきました。

松江市における過去最大の水害は、昭和47年7月豪雨。市内の約2万戸が、床上または床下浸水しました。ちなみに、このとき私は母親のお腹の中でした。
この水害をきっかけに、斐伊川・神戸川上流部のダム、中流部の斐伊川放水路の建設など防災・減災対策が進められ、被害の抑止が図られる一方で、近年、地球温暖化の影響からか、短時間の局地的な豪雨による水害が頻発しています。
令和3年7~8月には相次いで大雨に見舞われ、とりわけ7月上旬には意宇川が氾濫危険水位に達して、市内で初めて「警戒レベル5(緊急安全確保)」の避難指示を出しました。このとき市内全域に開設した避難所を、最大314人の方が利用され、道路・住家などの被害箇所は1千8百件にも及びました。
また、昨年9月の台風第14号上陸時には、幸いにも住家被害はなかったものの、1千戸以上が停電になったのは記憶に新しいところです。
「百年に一度」の規模の大雨が毎年続けて起こる現代において、災害に対する備えは私たちの生活にとって不可欠となっています。梅雨の時期を迎えるに当たって、屋根瓦、庭木、塀など家の周囲を点検して必要な補修を施すともに、停電や避難に備えて懐中電灯、携帯ラジオ、常備薬などを準備しておきましょう。また、増水しやすい河川の近く、崖崩れのおそれがある地区などにお住まいの方は、あらかじめ万が一のときの避難場所を確認しておきましょう。
市民のみなさんが、安心して、安全に過ごすことができるよう全力を尽くしてまいりますので、ご協力をよろしくお願いします。

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