『もっと知ろう もっと語ろう 認知症』(*1)
(*1)2023年度世界アルツハイマーデー標語
「(自分が、家族が)認知症になったらどうしよう…」「診断されるのが怖い…」など不安や恐れを感じていませんか?認知症は、誰にでも発症する可能性があります。認知症について、わが事として考えてみませんか。
■POINT!「認知症」に早く気づく
もの忘れなどの症状があっても、「年をとっただけ」と自己判断せず、できるだけ早めにかかりつけ医や専門機関に相談をして、アドバイスを受けることが大切です。
「加齢によるもの忘れ」と「認知症によるもの忘れ」の違いの一例
※政府広報より抜粋
◇家族の心がまえ
医療機関に受診や相談するときには、家族からの情報がとても大切です。本人の普段の様子や言動を伝えられるように、メモしておくことをお勧めします。
◇専門医から
認知症は、85才以上では約30%以上の方が罹患する病気であり、誰もがなりうる可能性があります。生活の質を保つために、治療とともに、良いケアを初期段階から受けることが重要です。認知症かなと感じたら、地域包括支援センター、かかりつけの医療機関などに相談、受診し、早期発見、早期治療、良質なケアを受けていただきたいと切に願っています。
(こころの診療所細田クリニック 細田眞司)
◇認知症の人から
認知症になっても、目的をもって生きていきたい。ぼーっとしてても仕方ないし、せっかくだったら何かの役にたちたい。
(S.O)
◇家族から
私たちは、介護の悩みを語り合う「つどい」を定期開催していますが、同じ悩みを持つ者同士ならではの心を通わせる場になっています。
(認知症の人と家族の会松江地区会 木谷節夫)
市では、認知症について知っておきたい基礎知識や、認知症の症状にあわせて利用できる市の制度やサービスについて記載した「認知症ガイドブック」を作成しています。
(本紙2ページの二次元コード参照)
■認知症になっても、安心して暮らせる松江をめざして
認知症で、できないことや、わからないことが出てくると、自信がなくなることがあります。
でも、安心して過ごせる、楽しいと感じる場で、他者とのつながりや交流、趣味などを続けていくことで、その人らしく過ごしていくことができます。気軽に出かけ、交流できることや寄り添う人がいることは、認知症の人だけでなく、高齢者にとって住みよいまちづくりの基礎となります。
◆アルツハイマーデー関連イベント
◇〔学べる〕東出雲図書館and島根図書館 本の展示
期間:9月14日(木)~9月28日(木)
認知症に関する本の展示やチラシを設置予定です。
◇〔学べる〕認知症サポーター養成講座
日時:9月15日(金)、9月22日(金)両日とも13:30~15:00
場所:県立図書館
その他:参加費無料、申込み不要
認知症の症状や認知症の人との接し方を学びます。
問い合わせ:介護保険課
【電話】55-5568
◇〔相談できる〕認知症家族会なんでも相談会
日時:9月29日(金)10:00~17:00
場所:県立図書館
その他:相談料無料・予約不要
問い合わせ:【電話】26-1881(長谷川)
◇〔交流できる〕認知症カフェ
認知症の人や家族が人と交流できる場です。医療・介護・福祉の専門職やサポーターなど、支援者ともつながることができます。年間を通じて開催しています。
参加費が必要なカフェがあります。詳しくはお問い合わせください。
上記のほかにも、さまざまな認知症に関する支援事業を行っています。
詳しくは市ホームページをご覧いただくか、介護保険課【電話】55-5568にお問い合わせください。
【HP】『松江市 認知症施策』で検索
問合せ:介護保険課
【電話】55-5568
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