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自治体の皆さまへ

のどかに暮らし、仕事を楽しむ 地域おこし協力隊の安居楽業(あんきょらくぎょう)

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島根県松江市 クリエイティブ・コモンズ

■vol.3 松江工芸でつながる楽しさ
7期生 岸本(きしもと)廣美(ひろみ)

はいさい(こんにちは)!沖縄県那覇市出身の岸本です。
実は、3年前まで松江に来たことがありませんでした。全く知らない土地に住むきっかけになったのは、「地域おこし協力隊」の存在です。
私が地域おこし協力隊に応募した年には、ミッション型(松江工芸の魅力発信と担い手育成事業・職人商店街事業)の募集がありました。「目標に掲げていたことができる環境があった!」という感謝の気持ちと、「日本らしさが伝わるものを国内外の人に発信していきたい!」という思いから応募し、現在に至ります。
活動を通して、作家・職人が作品をつくるときのお話に、感動したのと同時にとてもワクワクしました。自然が生み出す景色や動植物、日々の生活の中から湧いたイメージを基に創作する人が多くいること、一点ものであることを大切に考えていることなど、作家・職人の個性が表現されているものも多く、使うことで豊かになるだろうなという気持ちにさせてくれます。
作家・職人との関わりから、協力隊の1年目が終わるころには松江工芸のPRをするために実店舗を持とうと決意し、2年目である2024年の1月に「Glocalspace(グローカルスペース)and(アンド)」という、飲食とギャラリーの提供を行う複合施設を灘町に開店しました。本市にある工房・窯元の器が選べて使えるランチタイムの営業では、お客様から「松江にたくさん工房や窯元があるんですね」や「選ぶのが楽しい」などの声をいただいています。お店を開いたことで、お客さまに松江工芸をより知っていただくことが出来てとても嬉しいです。
その他の活動では、松江をイメージした商品開発や、コラボ企画なども積極的に行っています。8月からは、怪談グルメ×怪談工芸のコラボ企画の依頼を受け、怪談をPRする企画を行うほか、地域おこし協力隊の仲田さんが監修した「小泉八雲が愛したクレオール料理」の提供にも関わっています。
松江工芸を通してたくさんの人と出会い、現在も活動することができています。「松江工芸でつながるっていい!」という実体験から、さまざまな人にわかりやすく伝えることができる活動を今後も続けていきたいと考えています。
今後ともよろしくお願いいたします!

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