統計で見える今の社会の現状と課題 統計調査にご協力をお願いします
松江市統計協会 会長 伊藤(いとう)京子(きょうこ)
私たち「松江市統計協会」の常任統計調査員81人は、国勢調査を始めとする各種統計調査の調査員として活動しています。
皆さまご存知のとおり統計は、国・県・市町村の施策の重要な基礎資料であり、また今の社会の現状を知る貴重な資料です。その統計に携わる私たち調査員は、研修会などを通じて日々研鑽を積んでいます。
本年4月開催の研修会では、松江市環境エネルギー課から講師を迎え「みんなで実践―家計にやさしい暮らし方」の演題で、昨今電気代、各食品の物価高騰が続く中「知恵と工夫」で家計にやさしい暮らし方、また食品ロスをなくし、環境にも経済にもやさしい暮らし方について学びました。今の社会の大きな課題である、環境・経済の状況を知ることも、調査員として重要なことです。
本年10月に「全国家計構造調査」、来年2月に「農林業センサス」が実施されます。どちらも今の社会の現状と今後の施策の基礎資料となる重要な統計調査です。
来年10月には「国勢調査」が実施されます。先日新聞などで統計調査員の確保が困難と報道されるとおり、個人情報保護意識の高まりや、住環境の変化などにより、調査活動は極めて厳しい環境となっています。
私たち調査員は、皆さまから信頼していただけるよう、今後も守秘義務を守り調査員としての誇りをもって調査活動を行ってまいります。
調査員が訪問した際には、皆さまの深いご理解とご協力をお願いいたします。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>