国際交差点 vol.46

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松江に来てよかった!
国際交流員　崔美貞(ちぇみじょん)

2024年も1カ月が経ちましたが、「ヨロブン、セヘ　ボッ　マニ　パドゥセヨ!(皆さん、あけましておめでとうございます!)」韓国出身の松江市国際交流員チェミジョンです。私が松江に来てすでに3年2カ月が経ち、今年の4月で任期を終え、韓国に帰国します。
国際交流員としての主な仕事の一つは、学校訪問や文化講座でした。松江のいろいろな場所を訪れながら韓国の文化を伝えたり、一緒に料理を作ったりするのはとても楽しいことでした。ある子どもたちには私が初めて会った韓国人であったり、ある人たちには私が紹介した韓国の文化が新鮮な刺激になっていたり、その中でもやはり一番大きなやりがいを感じる時は、私の講座で韓国にもっと興味ができたとか、もっと韓国という国を知りたくなった、などの感想をもらうときでした。小さな交流がつながって一つのきっかけを作りたいということが私の願いで、国際交流員になった理由でもあるので、松江での3年間は私にとってとても貴重な経験ができた時間でした。
そして、私の最後の文化講座として「第3回まつえユンノリ大会」を開催します。「ユンノリ」とはすごろくのようなボードゲームで、サイコロの代わりに「ユッ」と呼ばれる木の棒4つを投げ、落ちたユッの状態に応じて駒を進める韓国伝統の遊びです。韓国ではお正月などの伝統行事に家族みんなが集まってユンノリを楽しむ風習があります。今回2月25日に皆さん一緒にユンノリをしながら韓国の伝統を身近で感じていただきたいと思います。
最後に、2020年12月から短いと言えば短い間でしたが、松江でたくさんの人に出会うことができ、幸せでした。いつも暖かくしてくださった松江の皆さんのおかげで、いい思い出をいっぱい持って帰ることができて嬉しく思います。本当にお世話になりました。

※「第3回まつえユンノリ大会」について本紙24ページに掲載していますのでご覧ください。