「全国椿サミット」が開催されます
3月9日(土)・10日(日)に、JR松江駅前の松江テルサを主会場として、「第34回全国椿サミット松江大会」が開催されます。「全国椿サミット」は、椿を自治体の花木として定める都道府県・市町村の首長らが集まり、椿の魅力を再発見して地域振興につなげる大会です。
平成3(1991)年に東京都大島町で第1回大会が開催され、ここ松江市では、平成16(2004)年の第14回大会以来20年ぶりに開催されることになりました。なお、松江市は、昭和49(1974)年に椿を市の花に制定し今年50周年の節目を迎えるため、「全国椿サミット」にふさわしい年に開催されることとなりました。
松江市の椿は、1300年前に編纂された古事記、日本書紀、風土記に記されるほどの長い歴史があります。江戸時代の大名茶人で松江藩主の松平不昧公は茶花として椿を好み、国宝松江城の城山には椿の名所「椿谷」があります。明治時代の文豪・小泉八雲は、椿を題材にした作品「古椿(ふるつばき)」を残し、全国的に有名な椿の品種が松江市に多数生育するなど、松江市と椿は深い縁で結ばれています。
今回の大会では、山陰カメリアンクラブ、松江菓子協会など地元団体の皆さまのご尽力と、ホテル椿山荘東京、資生堂ジャパンなど椿に携わる全国の方々のご協力により、作品展示や工芸体験が楽しめるブース出展のほか、椿苗の無料配布や椿をテーマにしたフォトコンテストも実施します。さらに2月18日(日)には、松江城内の興雲閣において「全国椿サミット」のプレイベントとして、タレントの椿鬼奴さんによるヘアメイクandトークショーを開催します。
市民の皆さまには、松江市の花である椿に触れて愛着を持っていただく機会となることを期待しています!
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