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シリーズ「松江の文化力×未来」

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島根県松江市 クリエイティブ・コモンズ

松江の文化力の次世代を担う人を紹介します!

■Vol.14 オペラを松江の日常に 高橋泰臣(たかはしやすおみ)
松江市出身・市内在住。
東京芸術大学の声楽科を卒業後、松江市にUターン。市内で勤務しながら、オペラ歌手として、松江にオペラを普及する活動に取り組んでいる。

私と音楽との出会いは4歳の時でした。友人の通うピアノ教室に、私もついて行ったことがきっかけです。ただ、当時はピアノよりも歌に興味をもったらしく、ずっと歌ばかりを歌っていたようです。
その後、中学3年生で合唱を経験したことで歌の魅力を改めて感じ、高校では合唱部に所属、大学進学においても音楽の道を選びました。
現在は、松江清心養護学校の教諭として勤務しながら、オペラ歌手としても活動し、オペラの普及に取り組んでいます。
私は、オペラを松江の『文化』や『日常』にしたいと考えています。オペラを1回きりの特別なものではなく、映画を観るような感覚で、楽しんでもらえるものにしたいと思っています。
また、オペラを松江の文化として残していくために、こどもたちに本物に触れてもらうことが大切だと思っています。
通常のコンサートは未就学児が入場できない場合が多いですが、私が所属している「しまねだんだんオペラ」では、何歳でも観に来てもらえるようにしています。
私にとって歌は、修行みたいなものです。苦しいことが本当に多く、月に1回のレッスンの時には、師匠に厳しく指導を受け、とても鍛えられています。
ただ、オペラ公演を重ねることで、イタリアオペラの伝統文化の末端を担っていると自覚することができるので、これまで続けてこられたと思っています。
今後も、オペラが徐々に松江の日常になるように、さまざまな人を巻き込みながら、活動を続けていきたいと考えています。

問い合わせ:文化振興課
【電話】55-5517

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