《一般会計予算総額は過去最大の1,064億円》
今年度当初予算は、エネルギー価格や物価の高騰の影響がある中で、限りある財源を「MATSUE DREAMS 2030」に掲げる5つの柱に沿った施策に重点的に配分しました。
地域資源を生かした「松江ならでは」の、他の自治体に先駆けた取り組みに積極的にチャレンジし、本市のめざす将来像「夢を実現できるまち 誇れるまち 松江」の創造に向けて市政の歩みを着実に進めていきます。
【松江市総合計画「MATSUE DREAMS 2030」の5つの柱に沿った主な事業】
■1.しごとづくり
地域に根差した産業を育み、持続可能な地域経済を導く
◇〔NEW〕中学生向け職業体験イベントの開催
1,000万円
地元就職意識の醸成および地元企業の魅力の向上を図るため、中学生を対象とした職業体験イベントを新規に開催します。
◇〔NEW〕松江スマート農業推進事業
180万円
地域の特性を生かした持続可能な農業の展開に向けて、スマート農業技術の導入に向けた研修会やメーカーによる実演会を開催します。
◇「職人商店街」の形成に向けた着実な取組み
1,250万円
中心市街地に多彩な伝統工芸などが集う「職人商店街」の形成に向けた現代工芸などの新規出店・店舗リノベーションなどに対する支援を拡充します。
■2.ひとづくり
こどもたちを大切に育て、個性と可能性を伸ばすことができる地域社会の形成
◇〔NEW〕デジタル TO デジタルのコミュニケーションモデル構築
3,996万円
保育所の入所申請から決定通知までをオンラインで行うデジタル環境を構築し、利用する市民のみなさんの利便性の向上を図ります。
◇子ども医療費助成の拡充
9億3,263万円
子ども医療費助成制度を拡充し、現在、入院にかかる医療費のみ無料としている中学生の医療費を、令和6年4月から通院・調剤等にかかる医療費についても無料化します(小学生までの医療費は引き続き無料です)。
■3.つながりづくり
歴史・伝統・文化・芸術・スポーツの魅力で人と人とのつながりを創出
◇〔NEW〕小泉八雲没後120年・「怪談」出版120年記念イベントの開催支援
170万円
市民・団体などの自主企画による、小泉八雲の作品などを題材にしたイベントなどの開催を支援します。
◇〔NEW〕台北市での松江市工芸作家作品展覧会への出品
325万円
台湾・台北市で開催される展覧会へ本市の伝統工芸作品を出品し、本市の伝統・文化への興味・関心を高め、文化・観光・経済交流を促進します。
◇中海周辺の魅力化に寄与する中海スポーツパークの整備
3億5,762万円
市民がスポーツに親しむことのできる多目的広場として、人工芝グラウンド整備やクレー舗装などを行い、スポーツ振興・健康づくりを推進するとともに、中海周辺地域の活性化を図ります。[令和7年度供用開始予定]
■4.どだいづくり
安心・安全な暮らしを守る、健康・医療・福祉の充実と都市基盤整備
◇AIデマンドバスの運行拡大
1億2,396万円
地域のみなさんの移動手段を確保するため、コミュニティバスを運行します。また、一畑バス路線廃止に伴う代替交通補完などのため、AIデマンドバスの運行エリアを拡大します。
◇〔NEW〕「国際文化観光都市・松江」の脱炭素化による魅力的なまちづくり
8,483万円
2050年カーボンニュートラルを実現するための計画に基づき、民間事業者と行政が一体となって、他地域に先行し環境負荷低減に向け取り組みます。
◇津波ハザードマップの更新・配布
1,200万円
島根県が本市内の津波災害警戒区域(イエローゾーン)を指定後、指定対象地域の津波ハザードマップを更新・配布します。
■5.なかまづくり
中海・宍道湖・大山圏域のスケールメリットと地域資源を生かした広域連携
◇中海・宍道湖・大山圏域市長会の連携強化
3,845万円
圏域5市(松江市・出雲市・米子市・安来市・境港市)と鳥取県西部7町村が相互に連携し、それぞれの強みとスケールメリットを生かして、圏域の発展を図ります。
令和6年度予算の詳しい内容はP8に掲載しているほか、市ホームページでも公開しています。
問合せ:財政課
【電話】55-5182
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