市は、貴重な歴史的建造物を保全継承し、歴史的なまちづくりに生かしていくため、「松江市登録歴史的建造物」の登録を行っています。
地域の歴史・文化を伝える貴重な建物を、ぜひ探訪してみてください。
■登録第18号 旧米江旅館本館(北棟・南棟)〔伊勢宮町535番地〕
旧米江旅館本館は、和多見町にあった妓楼(ぎろう)が明治24・25年(1891・1892)ごろに移転し、新地となった伊勢宮町にあります。当主が全国各地から銘木や珍材、石材などを集め、大正12年(1923)から5年をかけて完成したと伝えられています。
北棟玄関には2羽の鳩や蝙蝠(こうもり)の文様などが用いられ、内部の室ごとに異なる意匠や材料が施された客室は遊興施設としての様式を残し、歓楽街である伊勢宮町の歴史を伝える貴重な建物です。
問合せ:文化財課
【電話】55-5956
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