■イラストで伝える神楽と地域の魅力
佐々木 和仁(ささきあいと)(島根県立邇摩高等学校3年)
荒波が立つ海で、恵比寿が大きなタイを見事に釣りあげる。二宮町在住の佐々木和仁さんが石見神楽「恵比寿」をイメージして描いたデザインが、アウトドアスパイス「ほりにし」のご当地オリジナルラベルに採用されました。ご当地ほりにしは各都道府県に1つのみの限定販売で、県内では江津市だけです。
佐々木さんは島根県立邇摩高等学校3年生で、同校の石見神楽部に所属しています。
小さいころから絵を描くことと神楽が大好きだった佐々木さん。過去には江津警察署の依頼で、事故や詐欺被害防止の啓発ポスターのデザインを手がけるなど、さまざまな場面で佐々木さんのイラストが活用されています。
今回ご当地ほりにしのラベルに採用された絵は、中学生の頃に考えていたデザインを描き直したもの。恵比寿や風景を水彩画で表現しています。
今までいろんな絵を描いてきた佐々木さんですが、水彩で絵を仕上げたのは今回が初めて。デザインについて、「恵比寿のポーズやタイの形を、実際の神楽のものに寄せて仕上げた」と舞手ならではのこだわりを話します。
今後はデザインの勉強をしたいと話す佐々木さん。「神楽には激しい演目やユニークな演目などいろいろある。絵を描く活動を通して、神楽に興味を持つ人が増えたら嬉しい」と笑顔で語りました。
※ご当地ほりにしホームページの二次元コードは本紙をご覧ください。
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