GO►GOTSU! 山陰の「創造力特区」へ。
■江津市長 中村 中
新年あけましておめでとうございます。皆さま、お健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は新型コロナウイルスの感染法上の位置づけが5類へと移行したことにより、さまざまな生活上の規制が解除や緩和となりました。コロナ禍前の日常が少しずつ戻り、停滞していた経済も再び動き始めたところです。
市内では各種イベントが本格的に再開となり、来場された皆さまの楽しそうな笑顔から、待ちわびたコロナ禍前の日常に戻りつつあると実感しました。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症はまだ終息したわけではありません。市民の皆さまにおかれましては、引き続き感染症に対する適切な対策をとっていただきますようお願いいたします。
江津市政においては、少子化問題が大きな課題となっています。この課題の解決に向けた取り組みとして、昨年からベイビーボックスプレゼント事業を開始しました。この事業は、赤ちゃんの誕生を市全体でお祝いしたいという思いを込め、育児用品や電子ギフトをセットにしたボックスをプレゼントするものです。
あわせて、少子化対策の一環として、子育て世帯臨時給付金給付事業も実施し、子育て世帯への経済的な支援も行います。
また、昨年7月より市民の皆さまが便利で暮らしやすいまちとなるために、スマートシティ江津推進構想を基軸としたDXを推進しています。昨年はマイナンバーカードを利用した各種証明書のコンビニエンスストア発行を開始しました。本年は本市のLINE公式アカウントを導入し、市の情報発信を強化するとともに、各種機能を活用した行政サービスなどの利便性向上を図ることとしています。
本市は昨年、2050年までに二酸化炭素排出量をゼロとする「ゼロカーボンシティ」宣言を行いました。目標の達成に向け、再生可能エネルギーの最大限の導入を目指す計画策定を進めています。今後は、この計画に基づき地球温暖化対策に資する取り組みを本格的に推進します。
本年は市制70周年・合併20周年の節目の年となります。
江津市は美しい自然や独自の歴史文化、そして魅力的な人に恵まれた素晴らしいまちです。私たちの誇るこのまちが「小さくとも一層キラリと光るまちごうつ」であり続けるため、どのような困難も市民の皆さまと一丸となって乗り越えてまいります。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
■江津市議会議長 藤間 義明
市民の皆さま、新年あけましておめでとうございます。
皆さまが、お健やかで希望に満ちた、令和6年の新春を迎えられましたことを心からお慶び申し上げ、市議会を代表いたしまして、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
昨年を振り返りますと、ロシアによるウクライナ侵攻が終わりを見せない中で、10月にはイスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃をきっかけにパレスチナ・ガザ地区での戦闘が激化し、国際情勢の混沌がより深刻化した1年でした。
一方、新型コロナウイルス感染症は次第に落ち着きを見せ、5月8日には感染症法上の位置づけが5類に移行されました。これにより法律に基づく行動制限が出されることはなくなり、国内社会は次第にコロナ前の状況に戻りつつあります。
本市でも江の川祭、ピクニックラン桜江、桜江いきいき祭り、ごうつ秋まつりが通常の状態で開催され、各地区の行事も多く再開された中で、かつての日常が戻ってきていることを実感しました。
こうした中、市議会では昨年5月に「市民と語る会」を市内20地区で開催し、延べ250人以上の市民の皆さまにご参加いただきました。
会では議会内容の報告に加えて議員と市民による意見交換の場を設けました。参加者の皆さまからは空き家対策や少子高齢化対策などたくさんのご意見、ご要望をいただき、その内容は市議会で集約した上で、9月に市長に申し入れたところです。市民と市政の橋渡しができるよう、引き続き市民の代表としての役割を果たしてまいります。
昨年の地方自治法改正により地方議会の役割がより一層明文化されました。本市議会も、市民の皆さまからの理解と関心をより一層深め、多様な人材の市議会への参画促進を図ることで、本市が「小さくとも一層キラリと光るまち」となることを目指し、市民の負託に応えていけるよう、引き続き取り組んでまいります。皆さまにおかれましては、引き続きご指導とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
結びに、この一年が素晴らしい年となりますよう、議員一同、心よりご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>