■「亀のように遅くとも」乗り越えて
田中 萌愛(たなかもえみ)
桜江中学校2年
9月2日、江津市総合市民センターで行われた「令和6年度少年の主張江津市大会」。市内4つの中学校から7人が生活の中で感じたことや、思いを発表しました。
今年の大会では、桜江中学校2年の田中萌愛さんが最優秀賞に選ばれました。田中さんが発表した少年の主張のテーマは「亀のように遅くとも」。マスクごしで他人と関わることが多くなったコロナ禍で抱え始めた悩み、また同じように悩みを抱える人へ、時間がかかっても克服することの大切さを発表しました。
発表を終えて田中さんは「すごく緊張したが、最優秀賞という素晴らしい賞に選ばれて、とてもうれしいです」と安堵の笑顔を浮かべました。
新型コロナ感染症が収束に向かってもマスクを外すことにためらいがあった田中さん。「周りの人を信頼し、自分の心を強くもつということは自分にとっては難しいことだった」と本音を語りました。
「自分が悩んだことや、悩みを克服するきっかけになったことが少しでも人の支えになってほしい」と強く訴えました。
最優秀賞に選ばれた田中さんは、9月25日に雲南市木次経済文化会館チェリヴァホールで行われる県大会に江津地区代表として参加します。「自分のできる精一杯を尽くして、発表できるように頑張ります」と意気込みを話しました。
※令和6年度少年の主張江津市大会の結果は本紙10ページに掲載しています
<この記事についてアンケートにご協力ください。>