■学校に行けば、お昼には給食があります。今では当たり前となった給食ですが、学校での単なる食事と考えている人も多いのではないでしょうか。12月号では、そんな「給食」について詳しくご紹介します。
■初めて学校給食が実施されたのは、明治22年にさかのぼります。場所は山形県鶴岡町で、その時の献立はおにぎり、焼き魚、漬物だったといわれています。
現在では、栄養のバランスが取れた食事を提供し、子どもの健康保持・増進を図ることを目的として、全国の多くの小中学校で「学校給食」が実施されています。そして、給食が提供されるまでには多くの人々が関わっています。
■給食の現状
文部科学省の学校給食実態調査では全国3万を超える小中学校のうち95%以上の学校で給食が実施されています。給食の提供スタイルには牛乳のみ提供される「ミルク給食」、おかず類と牛乳が提供される「補食給食」、主食とおかず類、牛乳が提供される「完全給食」の3種類があります。島根県では小中学校196校のうち、99%の学校で「完全給食」が実施されています。
■江津の給食
江津市には、「江津学校給食センター」と「桜江学校給食センター」の二つの学校給食センターがあり、市内すべての小中学校計11校へ給食を提供しています。江津学校給食センターでは、約1500食、桜江学校給食センターでは約170食の給食が一日につくられています。
江津学校給食センターが建てられるまで、江津地区では、小学校のみが各学校の給食調理室で作られた給食を食べていました。学校給食センターができたことで小学生、中学生へ同じ献立の給食を提供できるようになりました。
センター方式になることで、調理場が一つになり、衛生管理の徹底ができ、食中毒のリスクなどを軽減することができました。また栄養教諭の考えた献立で「栄養バランスの取れた食事」をより多くの子どもたちに提供できるようになりました。
▽AM8:00 食材の受け取り
その日の給食に使う食材を受け取ります。
▽食材の洗浄と下処理
葉物は一枚ずつばらし、異物混入がないか状態をチェックし3回洗浄を行います。
洗った野菜からカットしていきます!
▽AM9:00 調理開始
野菜の下処理が終わり次第、調理を開始します!
▽配缶
完成した料理から各学校へ届けるために、各クラスごとに食缶へ配缶していきます。
▽AM11:00 配送車への積み込み
配缶された食缶を学校ごとのコンテナに積み込み配送車で各学校へ
▽PM0:20
児童・生徒たちのもとへ給食が届き、いただきます!
▽PM1:30 食器の洗浄
回収した食器や食缶の洗浄を行います。洗浄後には食器などの状態をチェック・数量を確認し、消毒保管庫で消毒、乾燥、保管されます。
問合せ:学校教育課管理係
【電話】0855-52-7495
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