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島根県江津市

■喫煙の影響と禁煙のメリット~実体験から学ぶ~
喫煙は、長年に渡り多くの人々の生活に影響を与えてきた習慣です。日本では喫煙率の14.8%であり、およそ男性は4人に1人、女性は15人に1人が喫煙者と言われています。そして、多くの人が喫煙を続ける一方で、健康被害への悪影響や社会的コストは無視できないものとなっています。

▽なぜ喫煙は健康に良くないの?
喫煙は健康に大きな影響を与えます。たばこにはタール、ニコチン、一酸化炭素など、人体に害を及ぼす物質が多く含まれています。これらの成分は、肺や心臓に直接的なダメージを与えるだけでなく、全身の健康にも悪影響を及ぼします。特にニコチンは依存性が高く、喫煙者がたばこをやめることを難しくする要因となります。
さらに、たばこを吸わない人が他人のたばこの煙を吸い込む「受動喫煙」による健康被害も非常に深刻です。

▽江津市の喫煙率は?
第4次健康増進計画策定時のアンケート調査の結果(図1)では、市の喫煙率は全体の17.4%でした。また、たばこを「吸わない」と回答した人は平成29年よりも増え、8割を上回りました。

・江津市の喫煙率(図1)

▽喫煙者の意思
また「吸う」と回答した人のたばこへの気持ちを調査したところ、やめたい気持ちがあるものの、行動に移せない人39.7%が割合が最も多いことが分かります。(図2)この結果は禁煙への意欲が一定程度存在することを示しています。禁煙外来や地域の禁煙イベントなどで禁煙に向かう環境を整えるなど、禁煙支援の重要性を再認識させる結果となりました。

・喫煙の意思(図2)

※「禁煙外来・禁煙支援薬局の利用について」の二次元コードは本紙をご覧ください。

■実際に話を聞いてきました!
今回、インタビューさせていただいたのは、禁煙を始めて半年の30代男性です。
「自分の中でやめるきっかけを見つけて、強い意思を持ち続ければ禁煙はできます!」

Q:禁煙前、1日に何本吸っていましたか?喫煙年数は?
A:1日30本。喫煙年数は15年です。

Q:たばこをやめようと思ったきっかけは?
A:一番は、喫煙していた身近な人を亡くしたことです。その人が亡くなってしまったことがショックでした。私としても、子どもたちの成長を見続けていきたいので、禁煙に取り組もうと思いました。

Q:禁煙のために取り組んだことは?
A:実は、禁煙に取り組むのは今回で3回目です。
・1回目…とにかく我慢
口さみしくなる時は、飴やガムを食べて紛らわしていましたが、上手くいきませんでした。
・2回目…ニコチンの含まれないたばこの使用→禁煙
ニコチンの含まれないたばこをやめるタイミングを探し出すのに苦労し、上手くいきませんでした。
・今回…ニコチンパッチの使用
パッチの貼付によって、吸いたい気持ちが減りました。今回が一番ストレスの少ない方法だったと思います。

Q:禁煙してよかったことは?
A:毎朝、コンビニに寄って、たばこやそれ以外の物を購入することもなくなり、その分お金が貯まるようになりました。

Q:タバコをやめて貯まったお金をどう使いたいですか?
A:私の場合、趣味である釣りの道具が買えることが良いモチベーションになりました。あとは、家族でおいしいものを食べに出かけたり、子どものために何か買ってあげようと思います。

Q:禁煙を続けるためのコツがあれば教えてください。
A:禁煙アプリを使い始めました。禁煙期間の推定本数、金額、禁煙によって延びた寿命が表示されるので、禁煙を続けるやる気につながりました。
「やればできる」という気持ちを持ち、スパッとやめることが大切だと思います。初めの頃は大変ですが、継続することが大事です。

たばこは1度吸うと抜け出すことが難しいものです。金と時間も、かなり浪費してしまいます。軽い気持ちで吸わないことが大切です。

問合せ:健康医療対策課健康増進係
【電話】0855-52-7935

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