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ふるさと再発見 秦佐八郎博士顕彰委員会

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島根県益田市

■世界初の化学療法剤「サルバルサン606号」開発者
秦 佐八郎(はたさはちろう)博士~生誕150年に寄せて~ VOL.2

益田市が誇る偉人、秦佐八郎博士の生誕150年に寄せて、その偉大な功績を隔月(全5回)で紹介します。
第2回は、佐八郎と医学界の偉人とのつながりを紹介します。

北里柴三郎(破傷風の予防・治療法を開発)、志賀潔(赤痢菌を発見)、秦佐八郎、野口英世(黄熱病を研究)は、世界の医学史に名を残す日本人医学者で、いずれも細菌学者です。
佐八郎は25歳で北里柴三郎が所長を務める伝染病研究所に入所しました。同僚には野口英世や志賀潔がいました。その後、ドイツに留学した佐八郎は、ドイツ国立実験治療研究所所長のエールリッヒ博士と共に、梅毒の特効薬サルバルサン606号を開発し、帰国後は慶応義塾大学医学部教授を務めました。佐八郎が開発したサルバルサン606号は、病気の原因となる細菌だけを殺して病気を治療するという、後の抗生物質、抗ウイルス薬に連なる化学療法剤の第1号であることが高く評価されています。

・次回(11月号)は、日露戦争時代からドイツ留学、そしてサルバルサン606号開発までのできごとを紹介します。

◆「秦記念館」へ行ってみよう!
博士が愛用した顕微鏡やサルバルサン606号のアンプルなど約200点の遺品等を展示しています。

▽秦記念館(美都町都茂807番地)
【電話】52-2415
開館時間:10:00~16:00
休館日:毎週火・水曜日、祝日の翌日、年末年始
入館料:小学生50円、中高生100円、一般200円
※15名以上団体割引あり

問い合わせ先:市協働のひとづくり推進課
【電話】31-0621

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