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自治体の皆さまへ

えっとまめな介護だよりVol.32

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島根県益田市

市では、介護人材を確保するために離職防止と多様な人材の確保に重点を置いた取組を推進しています。
今回は、介護従事者として長年勤務されている方に介護に対する思いについてインタビューしました!

インタビューにご協力いただいた皆さん
・くにさき苑 介護職員 海老谷さん
・益田医師会病院 介護職員 寺戸さん
・くにさき苑 介護職員 石川さん

◆介護の仕事に就こうと思ったきっかけを教えてください
石川さん:幼い頃に家族全員で祖父の介護を行なっていました。その中で介護の仕事に興味を持ち、ボランティアスクールなどで体験する中で「介護の仕事がしたい」と強く思うようになりました。
寺戸さん:母が介護施設で調理員として働いていたのですが、いつもとても楽しそうにしていました。そんな母の姿を見て、介護施設での仕事に興味を持つようになりました。
海老谷さん:もともとは保育士になりたいと考えていましたが、少子化の心配もあり、保育士と同じように人のお世話をする仕事として、介護の仕事を考えるようになりました。

◆仕事の内容を教えてください
石川さん:介護業務全般を行なっています。また、介護支援専門員や介護福祉士養成実習施設実習指導者の資格を取得したので、実習指導にも力を入れています。
海老谷さん:利用者の皆さんの食事、排せつや入浴等のお世話のほか、精神的にも楽しく過ごし、気持ちよく在宅生活へ戻ることができるよう関わっています。

◆仕事をするうえでどんなことを心がけていますか?
寺戸さん:利用者の皆さんは目上の方なので、敬う気持ちを忘れないようにしています。また、普段の仕事では利用者の方を主体に考え、「こうしたい」という思いを叶えることができるよう意識しています。
海老谷さん:職場の楽しい雰囲気づくりを心がけています。自分が出勤の日は、利用者本人はもちろん、その家族の方や職員にも楽しく一日を過ごしてもらいたいと思っています。就職後しばらくして、先輩職員から「君が不安そうな様子だと、新人職員はもっと不安になる」と言われたことが印象に残っていて、不安を与えないように気をつけています。

◆介護の仕事のやりがいを教えてください
石川さん:利用者の皆さんは人生の大先輩です。貴重なお話を通じて温かい気持ちになったり、たくさんのことを学ばせていただいたりすることが自身の成長につながっています。
寺戸さん:退院までの利用者への支援は、3カ月かけて行うことになっていて、セラピスト、相談員、薬剤師などさまざまな職種が関わり皆で考えます。退院後に「元気でやっとるよ」という声を聞いたり、街中で出会った時に声をかけてくださったりすると、頑張ってよかったと思います。

◆これからの目標を教えてください
石川さん:次の世代が安心して働くことができるよう、人材育成と働きやすい職場づくりを目標としています。また、これからも介護福祉士として誇りをもち、元気に働きたいです。
寺戸さん:新しい人材をどう育てていくか、どうやったら一緒に働いてもらえるかを考えることです。また、毎年11月11日の「介護の日」の認知度向上を目指しています。
海老谷さん:明日のことは明日にならないとわからないので、先の目標は特に立てていません。利用者の皆さんに、一日一日を楽しく安全に過ごしてもらうことが毎日の目標です。

◆これから介護職員を目指す方へメッセージをお願いします
石川さん:利用者の皆さんと関わることはものすごく楽しくて、温かい気持ちになったり感動したりすることが多く、充実した毎日を過ごすことができます。「ありがとう」の言葉で元気をもらえますよ。
寺戸さん:介護の仕事では、いろいろな人と関わることができます。大変な仕事ではありますが、家族などの支えがあればきっと乗り越えられます。ぜひ一緒に働きたいです。
海老谷さん:介護の仕事は機械にはできないものだと思います。利用者やその家族の方との関わりの中で、いろいろな発見や学びがありますし、たくさんのつながりができます。介護に興味を持つ方が増えてくれると嬉しいです。

インタビューにご協力いただいた皆さん、ありがとうございました!

問い合わせ先:市高齢者福祉課
【電話】31-0218
【FAX】24-0181

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