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ふるさと再発見 秦佐八郎博士顕彰委員会

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島根県益田市

■世界初の化学療法剤「サルバルサン606号」開発者
秦 佐八郎(はた はちろう)博士~生誕150年に寄せて~VOL.4
益田市が誇る偉人、秦佐八郎博士の生誕150年に寄せて、その偉大な功績を隔月(全5回)で紹介します。
第4回は、サルバルサン606号のその後や、秦佐八郎博士の晩年について紹介します。

1910年(明治43年)、当時は不治の病とされた「梅毒」の特効薬として、佐八郎はエールリヒ博士と共にサルバルサン606号の開発に成功しました。「サルバルサン」はラテン語で「救う」という意味です。後にエールリヒ博士は「ドクター秦がいなければ、こんなに早くは成功しなかった」と北里柴三郎あてに感謝の手紙を送っています。この研究で、佐八郎は日本人初のノーベル化学賞候補に挙がりました。惜しくもノーベル賞には選ばれませんでしたが、世界初の化学療法剤の開発は、世界中の人々に福音をもたらすとともに、後の研究者の基礎を築きました。佐八郎は晩年、サルバルサン開発者として、特に治療方法の指導や衛生思想の普及向上に努めました。1938年(昭和13年)、佐八郎は65歳で病に倒れ、その生涯を終えました。
★最終回(3月号)は、秦佐八郎博士顕彰委員会の活動について紹介します。

◆「秦記念館」へ行ってみよう!
博士が愛用した顕微鏡やサルバルサン606号のアンプルなど約200点の遺品等を展示しています。

▽秦記念館(美都町都茂807番地)
【電話】52-2415
開館時間:10:00~16:00
休館日:毎週火・水曜日、祝日の翌日、年末年始
入館料:小学生50円、中高生100円、一般200円
※15名以上団体割引あり

問い合わせ先:市協働のひとづくり推進課
【電話】31-0621

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