■『介護お助け隊』の1日に密着しました
介護事業所の業務には、食事介助などの専門的な知識・経験が必要な「介護専門業務」と、部屋の掃除などの専門的な知識を必要としない「介護周辺業務」があります。
市では、介護人材の確保・定着を図るため、この「介護周辺業務」に従事する介護助手「介護お助け隊」の配置を進めています。「介護お助け隊」を配置することで介護職員の負担が減り、その分利用者のケアに集中し、ケアの質を確保するための介護サービスの業務効率化を進めることができます。
今回は、七尾苑(昭和町)で「介護お助け隊」として活躍している女性の1日に密着しました。
◆加藤 美枝子さん(74歳)
業務内容:施設の消毒・清掃等
・「介護お助け隊」に登録したきっかけは?
趣味で民謡をずっと続けており、その仲間に「介護お助け隊」のことを教えてもらいました。
世の中の役に立つことをしたいと思っていたので、登録しました。
・仕事をするうえで心がけていることは?
欠勤をしないように体調管理に気をつけています。
・やりがいを感じるのはどんな時ですか?
職員さんや利用者さんが折に触れて「ありがとう!」と声をかけてくれます。また、業務の合間で時間がある時には、カラオケで歌を披露することもあり、利用者さんに喜んでもらえるのが自分の楽しみにもなっています。
・これから「介護お助け隊」に登録してみようと思う方へ
思い立ったらすぐやってみてください。誰かの役に立てていることが生きがいになります。
14:20頃 出勤
14:30~ 風呂場・脱衣所の消毒や清掃等
~15:45 清掃
15:45~ 翌日の利用者の確認
16:00~17:00 トイレの消毒・清掃・ゴミ回収等
◆七尾苑の担当者の方にお話を伺いました
・「介護お助け隊」を利用した理由
職員が利用者と関わる時間を十分に持てていない現状があり、直接介助する仕事以外は「介護お助け隊」にお願いしたいと思い、利用しました。
・利用の成果
介護周辺業務を手伝ってもらえることで、職員は利用者の見守りやタブレット入力等の事務作業にも時間が取れるようになりました。とても助かっています。
~取材にご協力いただいた皆さん、ありがとうございました~
問い合わせ先:市高齢者福祉課
【電話】31-0218
【FAX】24-0181
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