令和6年度 施政方針(1)

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まちの将来像「ひとが育ち　輝くまち　益田」の実現に向けて

2月26日～3月21日に開催された第564回益田市議会定例会において、山本市長が表明した令和6年度施政方針の一部を抜粋してお知らせします。
施政方針には、令和6年度の市政運営の考えと、主要な施策が盛り込まれています。
市ホームページに施政方針の全文を掲載していますので、あわせてご覧ください。

「益田市版SDGsは、すべての事業・取組に共通する要素だよ!」

【はじめに】
※一部抜粋
令和6年元日に発生した能登半島地震は、自然災害の脅威と防災対策の重要性を改めて実感させ、危機管理が地方行政においても最優先課題の一つであることを浮かび上がらせるものでした。
また、地球全体の気温上昇は容赦なく進行しており、脱炭素社会への移行はまさに焦眉の急となっています。
加えて、本市のような地方都市においては、市民サービスの向上と行政事務の効率化に加え、地域の将来を担う人材の育成と確保がより重要となっています。
令和6年度末までとなっている萩・石見空港の東京線2往復運航は、コロナ禍による需要減退からの回復が立ち遅れているなど、萩・石見空港は大きな岐路に立っています。
令和6年度の市政運営にあたっては、これらのような厳しい現状を踏まえつつ、迅速かつ適切な対応をとっていくことが必要であると考えております。
以上のことから、令和6年度においては、次の5点を重点方針とする考えです。

◆5つの重点方針
・災害対策の強化
・地球温暖化への対応
・中山間地域振興と交通維持
・自治体DXの推進
・益田市型中高一貫教育の推進
これら5つの重点方針に沿った事業の推進により「持続可能な地球環境と地域社会に貢献できる新しい地方自治」の具現化を目指します。

◆「第6次益田市総合振興計画」の7つの基本目標に沿った令和6年度に取組む主要な施策

[基本目標]1　子育てにやさしく、誰もが健やかに暮らせるまち
▼地域福祉について
・複合化・複雑化した課題のある世帯への包括的な相談支援の充実を図る
・地域共生社会の実現に向けた取組を進める

▼子ども施策について
「こどもまんなか社会」の実現に向け、「(仮称)益田市こども計画」の策定を進める

▼子育て支援について
・保護者が安心して仕事と子育てを両立できる環境づくりを進める
・児童医療費の助成を、7月から対象を18歳まで拡大

▼相談支援について
「子育て世代包括支援センター」と「子ども家庭総合支援拠点」双方の機能を併せ持つ「こども家庭センター」を開設

▼高齢者福祉について
介護人材確保のため「(仮称)益田市介護人材確保対策ネットワーク会議」を設置

▼障がい者福祉について
・コミュニティ活動団体等が所有・管理する施設に対し、バリアフリー化等の経費の一部を補助する制度を創設
・タクシー券の助成対象の範囲の拡大と交付枚数の拡充

▼健康づくりについて
「スマート・ヘルスケア推進事業」の継続

▼地域医療について
・病院支援等により積極的に医師確保に取組む
・条件不利地域への訪問診療に取組む診療所等を支援する「訪問診療支援事業」を実施

▼ひきこもり支援について
居場所やネットワークづくり等の支援を充実させる「ひきこもり支援推進事業」に取組む

▼人権・男女共同参画について
・「(仮称)人権尊重のまちづくり条例」の制定
・誰もが性別に関わりなく個性と能力を十分に発揮できる環境づくりの推進

[基本目標]2　ふるさとを想う心にあふれた人が育つまち
▼ひとづくりについて
ライフキャリア教育の推進

▼教育環境の充実について
・中学校のトイレ改修に着手
・老朽化した教具・遊具を計画的に更新

▼学校再編について
「今後の小中学校のあり方実現に向けた実施計画」の見直し

▼教職員の働き方改革について
・スクールサポートスタッフの増員
・全小中学校に留守番電話を導入
・中学校部活動の地域移行

▼益田市型中高一貫教育について
・島根大学・松江工業高等専門学校との連携
・中高連携学力育成推進事業の推進

▼公民館について
・豊川公民館と放課後児童クラブを併せて整備し、サテライトキャンパスとしての活用について島根県立大学と協議
・施設全体のあり方を検討(西益田地区)

▼市立雪舟の郷記念館について
令和6年度から2年間休館し、施設の改修を行う

▼史跡の整備等について
・中須保育所跡地の公有化
・「第31回全国山城サミット益田大会」の開催

▼国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会について
協働のひとづくり推進課内に「国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会準備室」を新たに設置

▼サイクルスポーツの振興について
・自転車に親しむ環境の充実
・自転車競技の人材育成を