「学校法人益田永島学園 明誠高等学校」は、島根県内の高校で唯一、福祉系高等学校の指定を受けています。在学中に介護福祉士国家試験受験資格を取得することができ、多くの現役での国家試験合格者を輩出しています。今回は、福祉人材を育成する「学校法人益田永島学園 明誠高等学校」について紹介します。
■明誠高等学校福祉科の竹本恵美教諭に、福祉科のカリキュラムや学校の近況について伺いました!
明誠高等学校福祉科は、平成10年に島根県初の福祉科として誕生し、27年間積み上げた信頼と実績があります。多くの卒業生が介護医療現場等で活躍しています。
卒業後は、看護師や保育士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・社会福祉士等の資格取得を目指して進学する生徒や介護福祉士として福祉現場で働く生徒が多く、卒業時にはほぼ全員が介護福祉士の国家資格を取得しています。
「福祉」は社会や地域の中にあり特別なことではありません。だれでも生活の中のどこかで関係しています。福祉を学ぶことができる学校として、専門性や実践力を備えた福祉人材を育てることはもちろんですが、この地域に福祉の輪が広がるよう、活動していきたいと思っています。
▽本校で目指す資格取得
「社会福祉士及び介護福祉士法」にもとづく国家資格を3年間の学びを通じて目指していきます。
■福祉科の生徒の皆さんにインタビューしました!
▽福祉科を選んだ理由を教えてください。
Tさん(1年):中学生の時、職場体験で訪問看護事業所に行きました。介護は施設しかないと思っていたので、奥深いと思いました。
Yさん(2年):中学生の時、福祉の仕事に興味を持ちました。介護福祉士の受験資格が取得できるため福祉科を選びました。
▽福祉科で学ぶ前と比べて、介護のイメージはどのように変わりましたか?
Fさん(2年):介護士だけが行うものと思っていましたが、専門職といろいろな職種とが連携していることを知りました。
Tさん(3年):介護士がすべてのお世話を行うものと思っていましたが、利用者の方ができることを支援して、自立を目指していることを知りました。暗いことばかりではないと思いました。
▽楽しかったカリキュラムを教えてください。
Rさん(1年):実習が楽しかったです。緊張することもありましたが、感謝の気持ちを聞くことができてやりがいを感じました。
Rさん(3年):3年生では23日間の実習がありました。1人の利用者の方を担当し、プランを立てて実施するまでの介護過程を学びました。難しかったですが、利用者の方の笑顔を見るのが楽しかったです。
■福祉科で学ぶ生徒のための奨学金制度があります
条件を満たせば、いずれも全額返金免除されます。
◎介護福祉士学資資金援助(島根県老人福祉施設協議会)
明誠高校で必要となる学費を全て貸与(ただし、部活動に係る経費は対象外)
◎福祉系高校修学資金貸付制度(島根県社会福祉協議会)
修学準備金(入学金を除く)、介護実習費、国家試験受験対策費用、就職準備金を貸与(3年間で44万円)
◎修学資金貸付制度(益田市医師会)
卒業までの3年間、月額35,000円を貸与
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※詳しくは本紙をご覧ください。
取材にご協力いただいた明誠高等学校の皆さん、ありがとうございました。
問い合わせ先:市高齢者福祉課
【電話】31-0218【FAX】24-0181
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