世界初の化学療法剤「サルバルサン606号」の開発者である美都町出身の秦佐八郎博士の胸像を、市役所本庁舎玄関ロビーに展示しています。この胸像は、秦博士が北里研究所の副所長時代に還暦の祝いとして門下生から贈られたブロンズ像です。
秦博士の顕彰に取組んでいる市内のNPO法人「NPO-MASUDA」の協力で、令和6年7月に秦博士の孫の秦宏樹氏よりエールリッヒ博士の肖像画とともに市へ寄贈いただきました。寄贈された胸像は、市立歴史文化交流館「れきしーな」の企画展「日本医学の挑戦者たち~秦佐八郎博士とその恩師・同志たち~」で展示された後、市役所本庁舎玄関ロビーに設置されました。
昨年11月、秦博士の孫の秦茂樹氏(宏樹氏の兄)の妻でピアニストの秦はるひさんがコンサート開催のため益田市を訪れました。共演者の益田市出身のピアニスト・池田怜士さんと市役所を訪問したはるひさんは、展示された胸像を見て「市役所を訪れる多くの方にご覧いただきたい」と話しました。
皆さんも市役所にお越しの際は、細部にわたり精巧に彫刻された胸像をぜひご覧ください。
問い合わせ先:市文化振興課 文化芸術振興室
【電話】31-1045
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