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健康and子育てだより 3月(3)

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島根県益田市

■第2回 益田市スマート・ヘルスケア推進事業 「参加者のつどい2024」を開催しました!
開催日:令和6年12月14日(土)
場所:市立保健センター
参加者:47名(関係者含む)

◆第1部
▽講演
「益田研究からみえてきたこと 益田研究報告」
講師:岡山大学学術研究院 医歯薬学域 公衆衛生学 教授 神田 秀幸氏

・益田研究を通して伝えたいこと
(1)家庭血圧値には、外気温より室温が大きく影響する。(室温が18℃以下の場合、部屋を暖めることが必要)
(2)毎日血圧を測定することで、食生活への意識が高まり、食塩摂取量と家庭血圧値が低下する可能性がある。(治療中の方は治療が基本)

◆第2部
▽講演
「天然だしと顆粒だし~あなたはどちらを使いますか~」
講師:島根県立大学看護栄養学部健康栄養学科 講師 中畑 典子氏
(共同研究者)
島根大学大学院医学系研究科 宗田 莉奈氏
島根大学医学部地域医療支援学講座 教授 佐野 千晶氏
※参加者は、3種類のだし((1)いりこ・昆布、(2)市販の顆粒だし半量、(3)市販の顆粒だし定量)の試飲と「いりこ」と「昆布」でだしを取ったみそ汁の試飲を行なった。からだにやさしい食塩濃度0.7%を体験した。

▽意見交換

◆天然だしと顆粒だし活用のポイント
(1)「天然だし」の方が体にやさしく味わい深い。工夫して活用してほしい。
(2)「顆粒だし」や「一部のだしパック」は、原材料として食塩が最も多く配合されているので、目安量の1/2(半分の量)で十分。味見をして塩分の程度を確認し、調味料(味噌やしょうゆ等)で味を整えること。

◆簡単便利な「いりこand昆布だし」
(5人分)
・ペットボトル500lmの水
・いりこ5本
・こんぶ5cm

(1)ペットボトルにいりこを入れて冷蔵庫で一晩おく
*3日以内に使うこと!
(2)鍋に移し、いりこは取り出す
*いりこは臭みの原因になる
*カルシウム補給として食す
(3)昆布は1cm角に切り、タッパーに入れ、水150mlを加え、冷蔵庫で一晩おく
(4)昆布は取り出す
*昆布は煮物に使う

▽最上級のいりこだしの取り方
30分水浸出後98℃で1分間加熱したものが味も香りもよい。
使用量は2~3%で丸のままより、半身や粉末にした方が浸出量はふえる。
*調理と理論(同文書院)P29.30

◆参加者の感想
・これまで「天然だし」を取ることが面倒だと思っていました。だしの試飲は参考になりました。血圧管理・塩分摂取をこれまで以上に考えなければ改善しないと思いました。
・だしの取り方が具体的で簡単だったので実行したいです。いりこだしだけで作っていたので、2種のだしをかけ合わせることの相乗効果は勉強になりました。みそ汁の塩分濃度0.7%は、家とほぼ同じでしたが、うま味が違っていてとてもおいしかったです。

関係機関:岡山大学・(公社)益田市医師会・オムロンヘルスケア(株)・(一社)益田ヘルスケア推進協会・益田市

問い合わせ先:
・市立保健センター(【FAX】23-7134)
健康増進課【電話】31-0214
地域医療対策室【電話】31-0213
子ども家庭支援課【電話】31-1381
・子ども福祉課【電話】31-0243
・美都地域総務課【電話】52-2312
・匹見地域総務課【電話】56-0302
メールアドレス【E-mail】hoken-center@city.masuda.lg.jp

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