昨年度、お届けした出身者インタビュー。今年度も全5回(奇数月号に)お届けします。
■元井 冬子(もとい とうこ)さん
市部地区出身
1982年生まれ。
大阪・鶴橋にて美容室「SUNNY(サニー)」を経営
◇Q and A
Q.休日の過ごし方は?
A.子どもと過ごすことが多いです。音楽フェスに参加するのも好きです。
Q.進路を決める時に大事なことは?
A.「自分にはこれ」と決めつけず何にでも目を向ける気持ちを持つ事が大事かなと思います。就職先や進学先でも学ぶ事に対して素直な気持ちで向き合う事もすごく大切だと考えています!
◆お客様に寄り添う美容室をこれからも続けていきたい
◇高校時代に美容師の道に進むことを決め、大阪で自分たちのお店を開業
島前高校の出身で、卒業後に島を出ました。
高校1年生の時に、友人の髪をセットしたのを全く知らない人に褒めてもらい「美容師になればいいんじゃない?」と言われたのがきっかけで、美容学校に進学することを決めました。
美容学校を卒業した後は何店舗かの美容室を経験し、1年間のロンドン留学を経て、帰国後に今の美容室「SUNNY(サニー)」を大阪・鶴橋に主人と共に開きました。主人は島後(隠岐の島町)の出身で、私と同じように高校卒業後から故郷を離れ慣れない土地で過ごしてきているので、仕事や家族に対する想いにはすごく共感できたし、私とは違う考えを持っている部分もあるので尊敬もしています。
美容の世界は技術の進化がすごいので、個人店で小さなお店ではありますが、そういった新しい技術を取り入れて、お客様に提案していくのが面白くもあり大変なところです。10年間通い続けたり、結婚や出産を経て来てくれるお客様もいることは嬉しいですね。
◇西ノ島の思い出と現在の島との関わり
学校から帰れば魚釣りをしたり、実家の目の前が海で船を持っていたことなどは、島出身でない人に話すと驚かれることが多いです。
西ノ島の思い出はたくさんありますが、印象的なのは毎年冬になると家族と本気のかまくら作りをしたことです。楽しかったしワクワクしましたね。完成した時の達成感は今でも覚えています。
帰省は年に一度か二度しています。子どもたちも楽しみにしており、カブトムシ採りやメダカ探し、海水浴など都会では気軽にできない遊びを満喫しています。楽しそうに遊んでいる姿を見ると改めて自然豊かな環境で過ごせることが貴重な時間だと気付かされます。子どもたちにはもっと西ノ島を好きになってもらいたいですね。
◇これからについて
地域密着型の美容室を目指しているので、日々技術の勉強もしながら夫婦で末永く、お客様に寄り添っていきたいです。来店されたら心まで元気になるようなお店であり続けたいですね。
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