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議会だより(2)

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島根県西ノ島町

◆仲吉 正 議員(続き)
◇集落の生活環境保全と維持管理について
集落の生活環境保全と維持管理については、美しい自然環境を次世代へ継承するため、地域の生活環境の保全と維持管理も大きな課題である。
(1)各集落には日々の生活に利用する
町道(地域の神社やお堂、あるいは墓地への通路)、農道、林道、赤道(里道)等がある。かつては農業や山林作業を行うため、日々行き来する道中は手入れが行き届いていた。しかし、近年は地域の人口減少と高齢化によって、農地は耕作放棄地が増え、山林は手入れをされずに荒廃しており、集落道は管理されずに放置されている状況にある。次世代の人々の暮らしのために、今を生きる者による地域内の集落道の保全と維持管理の検討が必要と考えるが、町長の所信を伺う。
(2)集落道の道沿いの除草作業は随時、実施されているが、ある程度の高い所になると、刈払機が届かない等の理由により、刈り残しの部分が見受けられる。残された雑灌木は年々大きくなり、電線や電話線、あるいは光ケーブル線に覆い被さる状況にある。台風等の強風時にはこれらの電線が断線する懸念がある。そこで、チェーンソーや刈払機などの機械に比べて、伐倒作業や集積作業まで行い、作業効率が良く、その性能が著しく優れている高性能林業機械を導入することについて所見を伺う。

回答 町長
(1)現状、集落間を結ぶ町道、農道、林道の機能管理については、時期や交通量を考慮しながら優先順位を付けて、直営と一部民間委託により実施している。また、里道については、範囲も広く役場での対応は困難であるため、利用する方々により対応いただいているところ。集落内における道路の除草等については、町内の一斉清掃や各地区の清掃活動などを通じ、地域の方々の協力によって行われている。今後も基本的には、これまで通りの維持管理方法を続けていくことになるが、道路機能の維持に支障があったり、安全性に問題が見つかった場合は、町として随時対応していきたいと考えている。
(2)道路沿いにはみ出している雑灌木、これについては、基本的には土地の所有者が伐採等を行う、という形だが、道路通行に支障がある場合については、土地所有者の了解のもと道路管理者で対応しているというのが現状。また、台風等の強風時における電線、電話線、光ケーブルなどの断線対策としては、管理者である中国電力、NTT、役場、こういった管理者が民間業者へ依頼して、高所作業車等を活用しながら対応しているというところ。議員からご提案のあった高性能林業機械といわれるものの多くは、作業の効率化、身体への負担軽減が図られ、伐倒、集積、玉切りなども行えるなど、性能が高い、林業で活躍する大型の機械として認識しているところである。道路沿いの雑灌木処理に、こうした機械を導入することについては、経費という面に加え、機械の運搬、道路の通行制限も必要となるなど、総合的に考えて、そこまでの必要性は乏しいと思っており、現段階での導入は考えていない。

■町議会9月定例会の概要
9月11日(水)
本会議 ※傍聴者3名
・町長諸般の報告並びに提出理由説明
・議長諸般の報告
・一般質問(2名)
・議案説明( 報告1案件、議案21 案件)

9月12日(木)
常任委員会による審査

9月13日(金)
常任委員会による審査
本会議
・常任委員会審査報告
・質疑・討論・表決(議案14案件全て原案のとおり可決)

9月17日(火)~20日(金)
決算審査特別委員会による審査

9月20日(金)
決算審査特別委員会による審査
本会議
・決算審査特別委員会審査報告
・質疑・討論・表決(議案7案件全て原案どおり認定・可決)
・議員提出議案(追加議案)2案件を質疑及び討論、表決(原案どおり可決)
・閉会中の継続調査等の申出(了承)
・議員派遣の件(了承)

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