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Isle Of Cleo クレオの小さな島

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島根県西ノ島町

国際交流員 ウォン・チンイン・クレオ

◆今月のテーマ 香港とスコットランドの新年の風習
梅便りが聞こえる今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
2月と言えば、旧正月のことを思い出します。旧正月は旧暦のお正月ですので、毎年時期が変わります。
今年の旧正月の元日は2月10日(土)で、14日のバレンタインデーに近いですね。今月は香港とスコットランドのニューイヤー(新年)の風習について紹介したいと思います。

[Q1]香港とスコットランドにも新しい年を迎える前に、大掃除をする習慣はありますか。
[A1]「古いものを捨て、新しいものを迎える」、広東語で「送舊迎新(ソンガウインサン)」、英語で「out with the old, in with the new」と言う意味であります!香港では旧正月を迎える前に大掃除をする習慣があり、旧暦12月28日が大掃除の日とされています。大掃除が終わった後、部屋の飾り付けをします。スコットランドでは大晦日(12月31日)に大掃除をする習慣があります。借金や借り物を新しい年に持ち越ししないように、スコットランドと香港では新しい年を迎える前に返済をする習慣がありますよ。

[Q2]香港とスコットランドでもカウントダウンイベントはありますか。
[A2]もちろん、あります!香港では新年を2回迎える(1月1日のニューイヤーと旧正月の新年)ため、テレビのカウントダウン特番があります。しかし、カウントダウンイベントや花火と言えば、12月31日の夜ですね。ホテルやバーなど、町中の色々な場所でカウントダウンイベントが開催されます。
香港島と九龍半島に挟まれているビクトリア・ハーバー(英:Victoria Harbour)では花火大会がありますので賑やかです!花火はハーバーの中心部に止まる大型船から打ち上げるため、ビクトリア・ハーバー両岸(中心部に近いところ)からも見えます。高層ビルや山の上からはもちろん見えますが、一番のスポットと言えば九龍半島の尖沙咀(チムサーチョイ)にあるスターフェリーの乗り場付近の海岸通りではないかと思います。香港島側の建物の外壁に飾るイルミネーションも一緒に写真に収めることができるため、早い時間に場所取りの人の姿が見えるのが恒例の光景です。
スコットランドも同じく、各地でカウントダウンイベントが行われますが、一番有名なイベントは、国内外からも多くの観光客が訪れる首都のエディンバラの市中心部で行われるチケット制の大型イベントだと思います。町中の色々な会場では様々なイベント(伝統的な踊り会、ライブなど)が3日間に渡って行われる以外、エディンバラ城の敷地内から打ち上げられる花火はエディンバラの夜空を彩ります。もちろん、チケット制ではないイベントや伝統行事も沢山あります!スコットランドの北部へ行けば行くほど、地域独特の風習が見られます。そして、時計が深夜12時になって、「ハッピー・ニュー・イヤー!」を言った後はスコットランドを代表する「蛍の光」(英:Auld Lang Syne)を歌います!

◇クレオの一言
世界各地ではさまざまな新年・ニューイヤーのお祝いが行われます。冬休みやクリスマスの連休、それに年末休暇の「繁忙期」で、航空券が高い時期になりますね。しかし、機会があったら他国のニューイヤー行事に参加し、異文化を体験することが貴重な経験と思い出になると思います!一人で過ごしても、皆で過ごしても、休暇または仕事でも、いい2024年になりますように!

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