【3】幸せを実現する生活環境づくり
(1)保健・福祉に関する計画について
高齢者、障がい者、児童等、地域共生社会の実現に向けて、令和6年度末までに総合的な計画の策定を予定しております。
本計画は、次期総合振興計画に合わせ、令和7年度から16年度までの10年を計画期間として、地域福祉計画や健康増進計画など合わせて10の計画を一体的に策定することとしております。
誰もが住みなれた地域で安心して暮らし続けられるよう、地域福祉に関する施策の方向性を示してまいります。
(2)高齢者福祉について
持続可能な介護サービス提供のため、グランドデザインの策定を現在進めているところであります。
住民アンケートや事業所ヒアリング等が完了しましたので、今後は関係機関で課題を共有して議論を深め、地域の実情に応じた取組を将来ビジョンとして描いてまいります。
養護老人ホームみゆき荘においては、非常用自家発電設備、空調設備等の更新を行い、入居者が安心して生活できる環境整備を図ってまいります。
(3)医療・介護人材の確保について
全国的に働く世代が減少する中、本町においても、医療・介護従事者の確保が深刻な課題となっております。
引き続き、隠岐島前病院や介護事業所と協力し、養成校との連携や外国人材の活用など、人材の確保に努めてまいります。
(4)子育て支援について
国の少子化対策として、「こども未来戦略」により、子育て世代の経済的支援の強化等に取り組むこととされたところであります。
本町では、県の協力の下、本町独自の子育て世代への支援として、新たに小学校・中学校への入学時に一時金を交付することといたしました。
また、シオン保育園は、新年度から教育・保育を一体的に提供できる「認定こども園」に移行されます。
町としましても、この認定こども園に対して、施設の耐震化やフェンスの設置に対する助成を行うこととしており、今後も園児や保護者が安心できる環境づくりを支援してまいります。
町ぐるみで取り組んできた「子育てしたくなる島づくり」を目指して、今後も取組を進めてまいります。
(5)上下水道関係について
上水道関係では、引き続き、浦郷地区内の老朽管路の更新を行い、耐震化率の向上を図り、美田浄水場の臭気対策に向けた施設改修を行ってまいります。
また、水道施設の維持管理につきましては、新年度から民間事業者に業務を委託し、水供給に係る水質の安定化等を図っていきます。
下水道関係では、引き続き東部浄化センターや中継ポンプ施設の老朽化対策として設備更新を行うとともに、美田地区・東部地区の施設集約を含めた広域化に向けて事業を着手してまいります。
また、下水道及び合併浄化槽の普及率向上に取り組んでまいります。
(6)火葬場関係について
火葬場の建て替えについては、令和5年度に検討委員会を設けて様々な視点から審議が行われ、美田地区内の建設候補地を推す形で全体意見がまとまったと伺っております。新年度は具体的な調査を行い、用地取得及び詳細設計を進めてまいります。
葬場の建て替えについては、令和5年度に検討委員会を設けて、様々な視点から建設候補地について審議が行われた結果、このたび候補地が決定しました。
新年度は、用地取得及び詳細設計を進めてまいります。
(7)環境関係について
ごみ関係では、近年ごみの排出量が増加傾向にあることから、排出量の削減やリサイクルの推進など循環型社会の実現に取り組んでいるところであります。
これまでの資源ごみの回収や島外出荷等の取組により、リサイクル率は上昇してきましたが、県内他町村と比べますと低い状況ですので、引き続きリサイクル推進に向けて皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
(8)総合公園の改修について
西ノ島総合公園は、昭和62年から平成8年にかけて順次整備されておりますが、現在では老朽化した施設が多いことから、施設の長寿命化対策を図っていく必要があります。
こうしたことから、新年度は施設の改修計画を作成し、利用者にとって安全・安心に利用できる施設となるよう対策を講じてまいります。
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