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令和5年度中間行政報告(2)

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島根県邑南町

■防災・危機管理への対応について
平成25年8月24日、町内に未曾有の被害をもたらした豪雨災害から10年が経過しました。この機会に改めて、10年前の豪雨災害を振り返りつつ、気候変動の影響等から、集中豪雨や記録的短時間大雨情報、線状降水帯の発生などが頻発している近年の豪雨災害などに備えるため、8月20日(日)、健康センター元気館で令和5年度邑南町防災研修会を開催しました。
研修会には、町内自主防災組織や防災士、民生児童委員、福祉事業者などから約170名の方々に御参加いただきました。一般社団法人兵庫県社会福祉士会事務局長の西野佳名子氏を講師に迎え、「避難行動要支援者支援と個別避難計画について」と題して講演していただきました。災害対策基本法の改正で、自力で避難することが難しい避難行動要支援者の個別避難計画作成が市町村の努力義務とされました。要支援者の避難方法を事前に決める個別避難計画の必要性やその作成手順等、誰ひとり取り残さないためにできることについて研修しました。

■大雨・台風への対応について
7月27日の瑞穂地域での局地的大雨への対応についてです。18時56分、大雨警報(土砂災害)の発表を受け、災害準備体制に入りました。続いて、19時10分には邑南町に対し、土砂災害危険度情報が発表されましたが、20時には解除され、大雨警報も20時05分には注意報へと切り替わりました。この雨による人的・住家被害はありませんでした。19時から20時の間の降水量は、アメダス瑞穂で40mmでした。台風に対する対応については、8月9日から10日にかけて台風6号、8月15日から16日にかけて台風7号がそれぞれ島根県付近を通過しましたが、いずれも邑南町に警報等の発表はありませんでした。引き続き、災害への注意喚起、適切な避難情報の発表等に努めます。

■DX推進の取組について
DXの取組については、令和4年3月に邑南町デジタル変革ビジョンと題して、取り組みの基本方針を策定し、ユーザーが便利さを実感できる事業、行政サービスの仕組みを見直し、業務を効率化することなどの観点から、できることから取り組む姿勢で進めています。
今年度は、地方創生人材支援制度を活用して総務省より紹介していただいたデジタル専門人材の方と業務委託契約を取り交わし、職員の人材育成を念頭に、DXに関連するテーマを検討するプロジェクトチームの支援を行っていくこととしています。
また、国のDXの重点取組項目である、システム標準化につきましても、邑智郡3町と邑智郡総合事務組合で協議を進め、令和7年度中のシステムの標準化、ガバメントクラウドへの移行を目指し、必要な事務を関係課において作業を進めているところです。このシステム標準化については、直ちに町民の方の利便性が向上するものではありませんが、システムの改変に伴い波及してくる業務の見直し、書かない窓口等、手続の省力化、マイナンバーカードを活用した電子申請などに取り組みやすい環境が整うと考えています。
また、変革のために利用するシステムが増え、複雑化してくることから、情報セキュリティの分野に関しても、注力する必要があります。本町でも、邑南町情報セキュリティポリシーを策定していますが、状況に更に適合したものとするため、現在改訂に向けて作業を進めているところです。

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