Eerolla on asiaa
フィンランド出身国際交流員による、フィンランドや邑南町の話
■第2回「サウナで“ととのう”フィンランド人と日本人」
邑南町での滞在が2ヶ月を迎えたある日、次のことについて自問しました。「家族や友人以外で、フィンランドの何が一番恋しい?」。日本食が大好きな私には恋しい食べ物は特にありませんが、よくサウナを考えるようになったことに気がつきました!
邑南町暮らしの最初の1ヶ月で松江市と出雲市でサウナに入ることができましたが、やはり毎週入っていたフィンランドのサウナが一番恋しいです。
一般的にフィンランドでサウナが付いている一軒家とマンションは90%以上だと思います。マンションの住人でサウナに入りたい人は順番を取って決まった日時にサウナに入ることが通常で、「サウナ番」と呼ばれます。
邑南町に引っ越す前、私の毎週のサウナ番は木曜日の午後5時半から1時間30分程度でした。一人で入ったり、父親か友達と一緒に入ったりしました。他の平日の夕方は読書するときが多かったですが、サウナの後はゆっくりビールを飲んで塩分の高い物を食べてのんびりしました。これはフィンランド人っぽい「アフターサウナ」です。リラックスできるうえ、サウナに入ることは多方面で健康にいい習慣です。例えば血圧は一時的に下がり、血管は柔軟になり、肩凝りも和らぎます。
10月の三連休の時、東京に旅行に行って、必ずサウナに入りたかったので日本人の友人と2回サウナに入りました。とても人気のある施設だったので、日本のサ活(サウナ活動)を強く感じました。そこの一つのサウナにストーブに水をかけることもでき、熱いロウリュができたのはとても懐かしかったです。これは「セルフ・ロウリュ」と呼ばれて、フィンランドのサウナの常識です。サウナの一つの楽しみはロウリュで湿気と温度を調整することです。
邑南町にもサウナがあって、季節によってサウナに入ることはできると聞きました。邑南町でのサウナ体験をとても楽しみにしています。皆さんは近くでサウナに入ったことはありますか。
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