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エーロさんに聞いてみようフィンランドのよもやま話

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島根県邑南町

Eerolla on asiaa
フィンランド出身国際交流員による、フィンランドや邑南町の話

■第3回「居心地がいいフィンランドの公共図書館」
私はフィンランドの公共図書館を紹介しようと思い、日本人が書いた「フィンランドの公共図書館」という本をネットで買いました。フィンランドの図書館の構成、歴史や使い方などが日本人の視点から書いてあり、勉強になりました。フィンランド人は図書館によく行きます。各市町村の公共図書館は、誰でも自由に使える施設です。実は市町村の公共図書館だけでなく、大学の図書館も同じように誰でも使えます。
公共図書館はとても便利な施設です。黙読エリア、コンセントがあるワークスペースや、「控えめにおしゃべりOK」というエリアもあります。館内は飲食可なので、1日中図書館で仕事をする人の姿も見かけます。複数の言語の本や新聞がありますし、音楽、楽譜、DVD(ブルーレイ)やビデオゲーム等を借りることもできます。一般的な借用期間は4週間ですが、ベストセラーとゲームの場合は、2週間になります。
去年私は週4日間(月〜木)働いていました。金曜日はよく図書館に通って読書して言語能力を磨きました。座り心地のいい椅子に着き、必要な休憩を取り、昼寝や散歩もして数時間フランス語かデンマーク語の小説と教科書を読んでいました。午後からは、ご褒美に近くのカフェで大きなシナモンロールを食べ、コーヒーを飲んでもう少し読書を続けました。
日本語やフランス語を学ぶときは、語学の資料として便利な小説、オーディオブック、フレーズブックや教科書もよく図書館で借りました。全部の資料を本屋で買うよりは、気軽に沢山借りて好きな資料だけを使えることは便利でした。例えば、借りた10冊の3冊くらいを読み終え、残りの7冊をそのまま返したということもよくありました。必要な資料だけが残るので、本棚もすっきりしています。
もしフィンランドに旅行することがあれば、ヘルシンキ中央駅のすぐ近くのオーディという新しい中央図書館をぜひ訪れてみてください。

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