■ミャンマーの障がい者支援団体の3人が研修
11月6日から24日にかけて、ミャンマーの障がい者支援団体に所属する3人が、邑南町を拠点として、邑智郡内の福祉施設や大田市、広島県の補装具メーカー等を視察する研修がありました。
研修は、国際交流に取り組む一般社団法人「コミュニティパートナーズ」と邑南町役場が企画。3人は手足に障がいがあり、ミャンマー最大都市のヤンゴンで、障がい者支援に取り組んでいます。
13、14日には、障がい者支援施設「愛香園」で、施設内の設備をはじめ、木炭や干しシイタケを加工する作業場や、利用者が作成したパン等を販売する「四ツ葉ショップ」を見学。職員から、利用者が可能な仕事探しや地域との連携で支援に取り組む理念について説明を受けました。また、パラリンピック正式種目の「ボッチャ」で、利用者との交流も深めました。
22日の研修報告会で、アウンゾルインさんは、ミャンマーでは障がい者支援の制度や法律が整備されておらず、2021年に起きたクーデターの影響で、支援活動ができていない現状を説明し、「様々な資格を持った人たちが(障がい者の支援に)携わっており、障がいのレベルに合った対応がされていると感じた。学んだことをミャンマーの仕組みづくりに活かしたい」と語りました。
■働きたい障がいのある人と企業事業所の出会いの場 邑南町障がい者就労相談会を開催しました
邑南町障がい者就労相談会(邑南町障がい者総合支援協議会主催)を10月25日、出羽公民館で開催しました。
就労を考えている障がい者と障がい者雇用を考えている企業・事業所等を結びつけるための会で、今年度は町内の事業所5団体と就職を希望する30人の参加がありました。
前半で各企業・事業所の担当者から事業説明があり、後半は参加した企業・事業所の各ブースで、参加者が仕事の詳しい話を聞いたり、大田障がい者就労・生活支援センターやハローワーク川本のブースで就労について相談したりしました。
また、邑智郡相談支援事業所連絡協議会のブースでは、就労の事以外にも生活やサービスの事等、何でも相談することができました。
障がい者が、邑南町内にどのような仕事があるのかを知る以外に、参加事業所にとっても障がい者雇用について知ることができる場となりました。
今後もこの会を通じて、障がい者やその家族及び事業所がお互いに理解を深め、就労につながることはもとより、邑南町が目指す地域共生社会を実現するための場となるように取り組んでいきます。
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