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自治体の皆さまへ

知っとる?脱炭素

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島根県邑南町

■第3回 なぜいま脱炭素なの!?
電気の供給・消費サイクルのイメージ図(※本紙7ページをご覧ください。)

▽環境問題だけではない脱炭素
邑南町が行っている「脱炭素」の取組は、環境だけではなく、町の経済にも大きな意味を持っていることをご存じでしょうか?
「脱炭素」といえば、CO2の排出削減に取り組む環境問題と考えがちですが、邑南町では、町の経済の基盤になると考えています。
▽電気代は町外へ出ていく?
環境省の推計によると、邑南町全体で年間約6~7億円の所得が、電気代金として支払われ、町外に流出している状況です。
これは、邑南町民の方が、町外で買い物をして、町外で消費しているのと同じで、町の経済規模の縮小の一因にもなっています。
▽供給・消費の循環を町内で
邑南町は、電気の町外消費を町内消費に変えていくために、町で使う電気を町内で発電し、発電された電気を町内の会社(小売電気事業者)が仕入れて、町内で電気を使う方々に供給する仕組みを確立することで、町外消費を抑制し、町内消費を取り戻そうと計画しています。
町内で発電できる電気は、再生可能エネルギー由来の電気です。町内で電気による経済循環ができれば、必然的にCO2の排出量も抑制されていきます。
「脱炭素」の取組を進めることは、邑南町の経済を守り、発展させていく手段の一つになるものと期待しているところです。(次回につづく)

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