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自治体の皆さまへ

令和6年 新年のあいさつ

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島根県邑南町

町民の皆様謹んで新年のご挨拶を申し上げます。令和6年元日に発生した能登半島地震で被災された皆様及び、関係者の方々へ心よりお見舞い申し上げるとともに、1日も早い復旧をお祈り申し上げます。
さて、昨年の5月、新型コロナウイルス感染症が季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げられました。町民の皆様には県外への外出やイベント開催の規制など様々なお願いをさせていただき、ご不便をお掛けしました。5月8日以降、個人や事業者の判断となっています。これまで町民の皆様の暮らしを最前線で支えてこられた医療従事者や福祉関係の皆様、ワクチン接種にご協力いただいた皆様に厚くお礼申し上げます。
町内各地で、自粛されていた多くのイベントが復活しました。久しぶりに地区民体育大会に出席いたしましたが、コロナ禍前に負けないほどの活気に溢れ、楽しい時間を過ごすことができました。しかし依然として、新型コロナウイルスは私たちの身近に存在しています。ご自身や大切な方を守るためにも、引き続き基本的な感染対策にご協力をお願いいたします。
本年は、合併して20年目にあたる節目の年となります。今進めています様々な事業の花を咲かせなければなりません。
邑南町は、令和4年4月に環境省の「脱炭素先行地域」に選定され、環境と経済を両立させるまちづくりに取り組んでいます。昨年は様々な事業の取組が加速した年になりました。地域新電力会社おおなんきらりエネルギー株式会社による公共施設や民間事業所、一般家庭への太陽光発電設備の整備が進められ、広がりを見せています。これにより行政施設では、瑞穂支所、おおなんケーブルテレビ局舎、健康センター元気館、出羽公民館に再生可能エネルギーの電力供給が開始されるなど、エネルギーの地産地消に向け、着実に一歩ずつ前進しております。その他にも、新しい道の駅では地中熱を活用した融雪設備、小型風力発電設備の設置、いわみ温泉活用施設の薪ボイラーの設置など脱炭素の取組を進めております。これからも地域脱炭素と地域内経済循環の実現に向けて取り組んでまいります。
また昨年10月には、研修施設、第二邑学館が竣工しました。今後、矢上高校の寄宿舎として利用されます。現在、矢上高校は4年連続で入学志願者倍率が1倍を超え、令和6年度からの入学定員が増えるなど、入学志願者が増加しています。それに伴い、県外生の受け入れ、施設の利便性向上、コロナ禍にも対応した環境の整備を目的として、この度新設しました。矢上高校と地域をつなぐ様々な交流、人材育成の拠点施設となるよう活用していただきたいと思います。
また今年は、現在進めております公立邑智病院や石見中学校の建て替え工事の完成を予定しており、遅れていました道の駅の本体工事も新年度の早い時期に着工すべく全力を尽くしてまいります。
令和2年度から始まった第2期目の地区別戦略発展事業も、令和6年度いっぱいで区切りを迎えます。人口減少に歯止めをかけるため、この数年間に、どの地域も特色ある工夫を凝らした地域づくりが進められました。改めて町民の皆様の熱意、底力を感じております。地区別戦略の終了をゴールとせず、ここを新たなスタートと捉え、これからも町民の皆様に寄り添い、未来志向で持続可能な地域づくりに努めてまいります。
結びとなりますが、この一年が町民の皆様にとりましてご健康で幸多い年でありますこと、また、邑南町にとりましてもさらなる飛躍の年となりますよう祈念申し上げ、年頭のあいさつといたします。
邑南町長 石橋良治

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