佐々本順左衛門(じゅんざえもん)さん(日貫地区出身)による魚のうろこを使ったアート作品の展示が9月15~17日に、日貫公民館で開かれました。地域住民らが珍しい作品の数々に見入っていました。
江津市内で鮮魚店を営んでいた佐々本さんは、魚の下処理で発生する大量のうろこを「何かに使えないか」と考え、自らアート作品に使ってみることに挑戦。妻の千津子さんとともに、ピンセットで小さなうろこを接着剤で重ね合わせ、書や絵画、生き物の造形物、工芸品の飾り付けなど、作品の種類は多岐に渡ります。
展示では、書、詩、屏風絵、絵画等の60点あまりを展示。佐々本さんが独自の保存処理を施したうろこを使った作品は、生き物は活き活きと、文字は神秘的に表現され、来場した人たちは、食い入るように作品を観賞していました。また、佐々本さんによるうろこアートのワークショップもあり、昔の同級生らが参加し、久しぶりの再会を喜びながら、うろこアートを楽しみました。
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