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令和6年度中間行政報告(2)

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島根県邑南町

■道の駅瑞穂再整備事業
工事の施工状況ですが、現在、融雪設備整備工事、本体建築等工事ほか2件の工事を進めており、8月28日には道の駅外構工事の入札を執行し、仮契約を締結したところです。本件の工事請負契約について、今定例会に、「工事請負契約の締結」議案を提出しています。各工事の進捗状況について、8月末時点では、融雪設備整備工事が約65%となっており、9月より駐車場のコンクリート舗装工事に入る予定です。また、本体建築等工事は約10%となっており、9月より、鉄骨資材の現地搬入・建て方工事に入る予定です。引き続き、地域の皆様のご協力をいただきながら安全を最優先に工事を進めます。

■脱炭素先行地域づくり事業
今年度は、PPAによる太陽光発電設備整備の繰越予算分の公共施設は、「瑞穂ハンザケ自然館」、「石見浄化センター」、「瑞穂地区下水処理施設」、「上田所浄水場」、「市木小学校」、「口羽中央集会所」の計6件と民間事業所4件の事業に着手し、今年度内の供用開始に向け準備を進めています。
また、今年度予算分として、屋根置き及び野立てによる整備と、ソーラーカーポートの設置も想定しており、公共施設は「石見中学校」1件、民間事業所4件、一般住宅21件の事業に着手していると確認しています。
さらに、ソーラーシェアリングについては、島根県立矢上高等学校の第2農場で、55・2キロワットの発電設備整備が10月末の完了予定で、今年度中に供用開始する予定です。その他にも整備を希望される地権者及び生産者を募っています。いずれも共同提案者である、おおなんきらりエネルギーが事業主体となっており、今年度は繰越予算分を含め2409.52キロワットの発電容量が整備され、年間約4,400万円分の町内消費が確保される見通しであると確認しています。小売電気事業では、町内22件の公共施設に対して電力の供給を行っており、町を中心に高圧電力施設への電力供給の働き掛けを進めていると報告を受けています。

■公共交通施策
おおなんバス「邑南川本線」再編の一環として、実証実験を実施した「瑞穂矢上線」は、令和6年4月1日より正式に路線運行を開始しています。この路線により、道の駅瑞穂から出羽、高原を経由して、石見方面へ運行します。瑞穂地域から石見地域のアクセスの利便性向上が図られていると考えています。また、邑南川本線で運行中の車両1台が老朽化のため、今年度に車両を更新し、今年度末の納入を予定しています。朝夕に中学生や高校生の通学利用の乗車が多く、新車両の導入で安心安全な運行を継続します。次に、今年度から本町の地域公共交通施策のマスタープランとなる「邑南町地域公共交通計画」の作成に取り掛かっています。町民の移動実態を把握するとともに、ニーズ等の調査で、本町における地域公共交通の課題を整理し、地域公共交通に関する施策等について検討し、令和7年6月の策定を目指して作業を進めているところです。

■20周年プロジェクト事業
邑南町20周年を盛り上げるために実施するイベント等の事業について、5月から6月にかけて募集したところ、想定をはるかに超える16団体からの申し込みがありました。7月の議会臨時会で、事業費増額の補正予算を承認いただき、すべての事業が実施できる予算を確保することができました。
これまでに4団体がコンサート等の事業を完了し、現在も子ども向けや町内の団体が連携したイベントなど、それぞれの団体が創意工夫した事業の実施に向けて準備を進めています。こうした町民主体のプロジェクトが実施されることで、邑南町20周年の機運が益々高まるものと期待をしています。

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