Eerolla on asiaa
フィンランド出身国際交流員による、フィンランドや邑南町の話
■第15回「エスポー高校の生徒が来町」
▽エスポー高校の生徒がホームステイ
10月22日、エスポー高校がついに邑南町に来られました。16人の生徒と2人の先生が5日間邑南町で日本文化を幅広く体験し、数人の地域の方々と交流しました。
生徒はホストファミリー8軒に2人ずつホームステイし(5泊)、夕方と朝自由に交流をしました。地域でそば作り、滝鑑賞(フィンランドに少ないもの)、抹茶と和菓子、ハンザケ自然館、醤油工場、折り紙修学とけん玉などの体験をしました。
▽生徒同士の交流
過去にビデオ交流に参加したエスポー高生や矢高生たちは、学校訪問をとても楽しみにしていました。そして瑞穂中学校と矢上高校を訪問し、矢高でほぼ2日間過ごしました。授業に参加したほか、折り紙作業、グループワーク、英会話、モルック大会、農場見学、部活動体験など。この2日間は様々な出会いと体験をすることができました。エスポー高生は生徒たちと町民の温かいもてなしと親切さで本当に感動していました。
▽ホームステイで互いに感じたこと
26日の送別会でお互いの感想を聞くことができました。
エスポー高生:
・「ホストファミリーと過ごした時間は訪問の最高でした!」
・「帰りたくない。きっと恋しくなるから。絶対にまた会いに来ます!」といった感想がありました。
ホストファミリー:
・「もっと時間を空けて一緒に近所を散歩したり、出かけたりすればよかった」
・「共通の言語がなかったにもかかわらず、通訳アプリと手振り身振りなどを使いながら言いたいことを伝えることは難しくなかったです」
・「ホストファミリーになって本当によかったです。フィンランドの生徒たちとの交流は掛け替えのない経験になりました。(泊った生徒に向けて)〇〇家の一員にようこそ!」
▽先生も楽しんだ邑南町
同行した2人の先生も楽しい時間を過ごせたようです。
英語とロシア語担当のシルパ先生は「私たちは複数の学校訪問に行ったことがあります。私の本音ですが、今回の訪問は邑南町の皆様の温かい歓迎のおかげで一番良いものになりました!」と言いました。
地理と生物学のシルッカ=リーサ先生も町民の心遣いを褒めてくれました。訪問の前後、先生たちがしきりに「邑南町の生徒さんはいつエスポー高を訪問しますか」と尋ねていたのが印象的でした。
▽エーロさん、決意新たに
エスポー高生たちの訪問は、皆さんにとって大切な経験となったことを私は心から喜んでいます。通訳者として人と人との絆を結ぶことに貢献できて大変嬉しいです。皆の努力がこのように実ったことが実際の達成感を生み出しました。忙しい1週間の中、沢山の方々と楽しい交流ができたおかげで疲れを感じませんでした。この大切な日々は国際交流員として非常に意義深いことです。
私は「来年、どうするの」ということをもう悩んでいません。この貴重な交流に貢献したい、もう少し邑南町とエスポー高の皆様にお互いを紹介したいです。それで今月、私は再来年の2026年まで邑南町の国際交流員として働くことを決めました。
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