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図書館だより

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島根県邑南町

■BOOKシェアー
本好きの皆さんからの熱いメッセージを紹介します。

「モノクロの夏に帰る」 額賀澪/著 中央公論社
この本は、太平洋戦争の時のモノクロ写真をAIと人の手でカラー化した写真集をめぐって、書店員や高校生たちやテレビマンが、それぞれの事情を抱えている中でいろいろ考えるお話です。「僕達は戦争の記憶を受け取ることができる」という言葉が印象的でした。
日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を授与された今年こそ読んでもらいたい本のひとつです。(本好き姉さん)

■司書のおすすめ
『中国のフェアリーテール』 ローレンス・ハウスマン/著 松岡享子/訳 福音館書店
絵を描きたいという思いに胸を焦がしている貧しい少年が、思いもよらぬある方法で、三百年前に世を去った偉大な画家の教えを受け、すぐれた画家に成長するまでを描く物語です。
この物語を訳された松岡享子さんは、子どもたちが心から尊敬でき、師と呼べる人に出会うことを願われました。さらには、本が三百年前、五百年前の人と近づき、その教えを受けることができるものであること。また、本を通して広い世界の扉を開いて欲しいこと。
この物語にはその願いが込められています。ぜひ、声に出してこの物語をお読みください。

■新刊案内
『人魚がにげた』 青山美智子/著 PHP
『藍を継ぐ海』 伊予原新/著 新潮社
『ゆびさきに魔法』 三浦しをん/著 文藝春秋
『医療過誤弁護士 銀子』 富永愛/著 産労総合研究社
『もうじきたべられるぼく』 はせがわゆうじ/著 中央公論社
『わからないままの民藝』 朝倉圭一/著 作品社
『子どもとの関係がかわる自分の親に読んでほしかった本』 フィリッパー・ペリー/著 日本経済新聞出版

■図書館ニュース
子ども読書活動推進会議を、11月20日に開催しました。第4次「邑南町子ども読書推進計画」の改定にむけて、子どもたちが読書の楽しさに出会う読書環境づくりについて話し合いました。
邑南町は県内の町村の中でも、児童書を多く所蔵しています。そこで、第4次計画では、特に乳幼児期から本に親しむ環境づくり、多様な子どもたちへの読書機会の保障に取り組んでいきます。

■年末年始の休館日
本館:12月28日(土)~1月6日(月)
石見・羽須美分館:12月28日(土)~1月5日(日)

■1月の行事
8日(水) ストーリーテリング勉強会(本館)
18日(月) おはなし会(本館)

インターネット、携帯電話から検索・予約ができます。本紙掲載の二次元バーコード(QR)から携帯サイトへアクセスできます。

問合せ:
図書館本館【電話】83-1760【IP】050-5207-4500
羽須美分館【電話】88-0001【IP】050-5207-6000
石見分館【電話】95-1044【IP】050-5207-2400

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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