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大屋光宏町長 町政に関する6つの重点項目について(2)

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島根県邑南町

■4 子どもたちへの学びの応援
都市部に人口が集中する日本で、豊かな自然・美しい景観に囲まれ育ち学ぶことのできる邑南町の子どもたちは日本の多様性維持の一翼を担う貴重な人材です。ふるさと教育は邑南町らしい教育の実施と子どもたちが社会に出たときに心の支えとなり、自分らしさを保つ根幹となります。さらなる「ふるさと教育」の発展に努めていきます。
また、子どもたちが将来の邑南町の担い手となるために、私たち大人が確実で明るい邑南町の未来を示す必要と、私たち自身がこの町にさらなる誇りを持つ必要があります。科学技術の進歩等の社会の変化が激しく、そして少子高齢化による人口減少等、厳しい地域課題を抱える邑南町では、私たち大人も学び続けなければ、子どもたちに邑南町の未来を示すことはできません。子どもたち若者世代を応援し、お手本となる大人であり続けるため、社会教育の拡充に努め大人の学びも応援していきます。
そして、当然、子どもたちの学びを応援するため、学ぶ場所・学ぶ内容・学ぶ方法の充実を行うとともに、奨学金の整理拡充を行い、子どもたちが社会に飛び立つまでの長きにわたり学習機会の保障を行っていきます。
また、邑南町内の子どもたちの人数の減少を考えれば、他の施設同様に小中学校の統廃合も必要となります。単なる数合わせではなく、子どもたちに邑南町らしい最良の学びを提供することと学習機会の保障を優先に、今後2年間程度で結論を出すべきと考えています。

■5 産業振興
邑南町には商工業、農林業を中心に多種多様な事業者・事業所があることがこの町の強みです。今ある農地を維持する、今ある多種多様な事業者・事業所を守り維持することを第一に産業振興を行います
鳥獣被害対策と里山の景観整備を含め、町内の大部分を占める森林の利活用を進めるとともに、現況の農地を維持するため農作物ごとの支援策を行います。技術革新や品種改良の恩恵を活かし、生産性を向上させるため水稲を中心に新技術の導入を積極的に進めるとともに、農業全体の技術力向上と技術の多様性を図るため有機農業を推進します。
町民の生活を支える「商工業」については、事業者数の減少を防ぐための経営の底支えと新技術の導入、販路拡大等を応援するため役場の商工業振興部門を強化します。安心して働き暮らせるよう「医療・福祉サービス」の維持充実のため、雇用の確保と必要な資格取得等の支援を事業者とともに考えていきます。
また、道の駅、霧の湯の大型投資を町の財産として、産業振興・観光の核として活用します。コロナ禍の反省から、東京等の遠方ではなく松江・出雲・広島方面の近隣での邑南町の知名度アップと誘客活動を行います。また、道の駅、香木の森、三江線鉄道公園を観光の起点とし、訪れた観光客が町内の他の施設や自然を体験する等、邑南町を「丸ごと楽しむ」、町内の周遊につながる観光振興を行います。

■6 都市と地方の所得格差の是正のための可処分所得の向上
邑南町は島根県のデータ等から都市部に比較して5万円生活費が安いものの給料は8万円少ないことから、可処分所得で都市部と比較して月額3万円ほど低い状態です。この差の解消は子育て応援、定住対策、産業振興の成果あげるためには必要不可欠なことです。事業主が給料を上げるための環境整備、物価高騰対策や子育て応援等による負担軽減を通じて、月額3万円の可処分所得の向上を目指します。

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