■BOOKシェアー第33弾
本好きの皆さんからの熱いメッセージを紹介します。
『存在のすべてを』塩田武士/著 朝日新聞社
2児同時誘拐が起こる。一人はおとりでやがて発見される。もう一人は身代金の引き渡しに失敗して行方不明になる。そして、3年後、その子は祖父母の元へ帰ってきた。
3年間どうしていたのか?事件から30年が経過し、真実を追求する記者は真実にたどりつけるのか?
厚い本だが、読み始めたら止まらないほどおもしろかった。最後は涙が出る。(本好きおばさん)
『椿ノ恋文』小川糸/著 幻冬舎
「ツバキ文具店」のシリーズ第3作目です。鳩子は3児の母になり、下の2人が小学生になったので、休んでいた代書屋を再開します。依頼者の気持ちを受け取って手紙を代書します。内容は様々ですが、手紙っていいなと思いました。代書屋さんがいたら、私も頼みたい。(本好き姉さん)
■司書のおすすめ
『よっちぼっち~家族四人の四つの人生~』齋藤陽道/著 暮らしの手帖社
ろうの両親と、ふたりの聞こえる子どもたち。異なる身体をもつ一家。写真家でもある著者が、自分の家族の日常をつづっています。
手話は相手の目の前でないと意味をなさない。目を見て、触れあい子どもたちの気持ちをくみ取る光景に、忘れてしまいそうな大事なことを気づかせてくれます。
「ひとりぼっちとひとりぼっちで一緒になって、そこにまた、ふたつのひとりぼっちがやってきた」「よっちぼっち」の響きと表紙の絵が溶け合っています。
■4月の行事予定
3日(水) ストーリーテリング勉強会(本館)
15日(月) ストーリーテリング勉強会(石見分館)
20日(土) おはなし会(本館)
■引っ越し等の多い時期です。
住所等の変更がありましたら、図書館にもご一報ください。
よろしくお願いいたします。
■新刊案内
『その世とこの世』谷川俊太郎・ブレイディみかこ/著 岩波書店
『彷徨(さまよ)う者たち』中山七里/著 NHK出版
『八月の御所グラウンド』万城目学/著 文藝春秋
『図解知識ゼロからの林業入門』関岡東生/著 家の光協会
『化学の授業をはじめます。』ボニー・ガルマス/著 文藝春秋
『遺伝と平等-人生の成り行きは変えられる-』キャスリン・ペイジ・ハーデン/著 新潮社
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