地域の将来像を考える「邑南ラボフォーラム」開催

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島根大学と邑南町の共同で地域課題を研究した成果を発表する「邑南ラボフォーラム」が2月17日、田所公民館でありました。10回目となる今回は、島根大学教育学部の作野広和教授らが、過去の調査結果に基づいて、今後の地域の展望について解説しました。
邑南ラボは、「島根大学教育学部地理学研究室邑南サテライトラボラトリー」の略称で、2014年に設置。学生が参画しながら地域課題の実態等について研究を進めています。
作野教授による講演では、人口減少に歯止めがきかない中で、従来どおりの地域を維持するのは困難な現状を指摘。地域の「やるべきこと」を「やりたいこと」にシフトし、地域づくりを自分たちができる範囲にする「縮充」というキーワードのもと、「地域運営組織を立ち上げる必要がある」と強調しました。
このほか、マラウイ共和国(アフリカ)からの留学生カマンガダジ・イノセントさんと北陸先端科学技術大学院大学の村杉雅裕さんによる研究報告や、地域課題や研究報告に関する意見交換などもあり、参加者同士で今後の地域像を考えました。