この連載では「邑南町の地域コミュニティのあり方基本方針」の内容を紹介しています。これまで、地域の住民の皆さんが主体となった新たな仕組みづくりについて紹介してきました。それでは、行政(町役場)はどのような役割を担っていくのでしょうか?
■地域運営組織への支援
地域運営組織の設立・運営は地域の皆さんが主体となって取り組むことが前提となりますが、一時的に地域の負担が大きくなることが想定されます。そのため、町や外部人材による「人的支援」や「財政的支援」が求められます。
■役場が一元的に地域と関わる体制づくり
地域側が組織再編を行うにあたり、役場側も部署間の連携を強めて、地域との窓口のワンストップ化を目指して体制を構築することが求められます。
■役や業務の依頼のしかたの見直し
機能維持が難しくなっている集落もあるため、町から地域への依頼事項の負担軽減に取り組むことも求められます。
具体的には、依頼事項を精査して必要性を見直すことや、これまで1集落につき1人依頼されてきた役を見直して、その機能を地域運営組織に業務として委託すること等が挙げられます。
※行政の地域への向き合い方のイメージは本紙6ページをご覧ください。
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