(5)行財政改革の着実な実行
▽公共施設等総合管理計画
令和5年度に改訂した計画により、施設ごとの機能や利用実態を十分考慮し、類似・重複した機能の統廃合及び施設の多機能化・複合化等を基本として、全町的かつ広域的な視点で、将来の人口や年齢構成、使用頻度等に見合った効率的・効果的なあり方を検討します。着実な推進及び町有財産等の管理等を総合的に進めるため、資産経営課を新設し、公共施設の延床面積削減などを進めていきます。
▽デジタルトランスフォーメーション(DX)
システム標準化への対応やガバメントクラウド利用等について、引き続き邑智郡総合事務組合や川本、美郷両町と情報交換を行いつつ、令和7年度末までの移行を進めます。本町単独で行うDXの対応としては、令和6年度も引き続きデジタル人材の活用を進めます。令和5年度に行った地方創生人材支援制度による、民間のデジタル専門人材であるDX推進アドバイザーと、職員の人材育成を推進します。また、令和5年度に採用決定した地域おこし協力隊員1人が、令和6年度からICT教育等のGギガIGAスクール対応のため、学校での支援を行います。その他、職員で構成したプロジェクトチームで検討しています、ノーコードツールの活用、役場業務のペーパーレス化、窓口業務の改善について、可能なものから実施します。
▽島根県の国県道整備事業
令和5年度に新規事業として着手していた主要地方道浜田作木線の矢上地内の荻原工区では、引き続き測量、設計を進める予定です。また、国道261号の臼谷工区や主要地方道甲田作木線西之原工区、主要地方道浜田作木線高見工区、仁摩邑南線荻原工区、田所国府線市木工区については、継続して実施する予定とのことです。
▽河川改修事業
出羽川の三日市工区と吉時工区を継続して実施する予定とのことです。また、砂防事業の横田川、急傾斜地崩壊防止事業の中組地区、田所下地区、田本地区も、それぞれ継続して実施する予定です。
▽町道整備事業
法面対策及び落石対策として、町道日南川上田線の災害防除事業、町道伴蔵線の法面対策事業を、通学路安全対策として、石見中学校付近にある石見中央線の歩道整備をそれぞれ継続して実施する予定です。また、改良事業として、高見宇都井線、片田善教寺原線、簾金比羅線の3路線を継続して実施する予定です。
▽上水道事業
邑南町水道ビジョンに基づき「安全な水道」「強靱な水道」「水道サービスの持続」の実現に向け、老朽化した主要管路の更新や、耐震化、経営コストの改善、有収率の向上等を計画的に実施します。主要管路の更新、耐震化として、市木地区、布施地区、日和地区を計画しています。
▽下水道事業
地方公営企業法を適用することとし、地方公営企業会計に移行します。経営状況のより的確な把握、健全化、透明化に努め、広域化や施設統合の検討を進めて、安定した下水道事業経営を目指します。
施政方針の全文は、邑南町のホームページ等で公開する予定です。
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