高校生が、森・川・海で生きる「名人」の技や知恵を聞き書きし、記録・発信する「第22回聞き書き甲子園」で、邑南町の岡原靖法さん(阿須那地区・林業)を取材した村上真由莉さん(広島県立広島高校2年生)が、林野庁長官賞に選ばれました。
この事業は、農林水産省等で構成する実行委員会が主催。本年度は全国13地域のひとつに邑南町が選ばれ、林業、漁業、狩猟、炭づくり等の分野の名人6人を町から推薦し、生徒からの取材を受けました。
村上さんの発表内容は、岡原さんが林業に携わるようになった経緯から、木に線を張って木材を運搬する「架線集材」のコツや、伐採した後の植林の重要性等について、岡原さんが語っているかのような文体で紹介しました。
村上さんは発表の中で、岡原さんの「好きでないと仕事はできない」という言葉に感銘を受け、「将来を考えるきっかけになった。取材で感じたことを友だちに伝えたい」と語りました。
他の生徒の発表も盛り込んだ作品集は、一部の公民館に設置する予定です。
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