「男女共同参画社会基本法」の公布・施行日である平成11年6月23日にちなんで、6月23日から29日までの1週間は「男女共同参画週間」です。性別や年齢を超えて、ひとりひとりの個性と能力を発揮することができる社会を実現していくため、私たちはどのように取り組んでいけばいいかこの機会に考えてみませんか?
■令和3年度に男女共同参画に関するアンケートを行いましたので、その結果を一部紹介します。
町内在住の満18歳以上の男女800人を無作為に抽出しました(うち357人回答)。
問1)女性は細やかな気配りが、男性にはいざという時の決断が必要だ
問2)自治会などの団体の代表者は男性の方がうまくいく
問3)家事・育児は女性の方が向いていると思う
問1については、そう思う、どちらかと言えばそう思う人の割合の男女比を見ても大きな差はありません。問2、問3のように具体例を挙げた質問では、男女で意識の違いがあることがわかります。
■無意識の思い込み「アンコンシャス・バイアス」はありませんか?
自分が見聞きしたことから無意識に固定的な見方、思い込みをすることを、「アンコンシャス・バイアス」といいます。これまでに経験・体験したことから、「この人は○○だからこうだろう」「ふつう○○だからこうだろう」といったように、あらゆるものを自分なりに解釈する脳の機能によって引き起こされるものです。
「男性の方がいいだろう」「女性の方が向いている」と気づかないうちに決めつけてしまっていることはありませんか?アンコンシャス・バイアスをきっかけとして、相手を無意識に傷つけたり、苦しめたりしていることがあります。
邑南町では「男女共同参画推進の町」宣言を、平成26(2014)年に行い、「みとめあいささえ愛心ひびきあう町おおなん」の実現を目指しています。アンコンシャス・バイアスを切り口に、無意識の思い込みや偏見が自分にあるのかを探ってみながら、男女共同参画について一緒に考えてみましょう。
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