Eerolla on asiaa
フィンランド出身国際交流員による、フィンランドや邑南町の話
■第10回 邑南町とフィンランドとのこれからの交流:エスポー高校の訪問
▽エスポー高校の生徒が邑南町へ!
今年の10月、フィンランドの首都圏にあるエスポー市のエスポーンラフティ高等学校(エスポー高校)が邑南町を訪問します。もともと2020年の春に計画していた訪問がついに実現します。
応募した生徒も多くて、選ばれた生徒たちと先生の2人は、もうワクワクして訪問を楽しみにしています。訪問の日にちは10月22~日(火)~27日(日)の5泊です。この期間に交流、学校訪問、日本文化の体験など様々なイベントを考え、邑南町の住民との交流を計画しているところです。
▽これまでの交流について
最近行われた交流は矢上・エスポー両高校のビデオコールです(2023年12月と2024年4月、通訳入り)。生徒たちは、互いに写真を見せながら日常生活と夏のイベントなどについて教え合いながら、意見を交わしました。日本語のあいさつ言葉を知っていたエスポーの高校生も少なくありませんでした。
▽国際交流の真髄(しんずい)「ホームステイ」
学校訪問とその国際交流の基礎には、「ホームステイ」があります。ホームステイとは、外国の生徒さんを宿泊させることです。募集を行い、自分の日常生活の中に生徒さんを受け入れてみたいホームステイ先を選び、このおもてなしを行います。ボランティア心で宿泊と簡単な食事を提供し、日本に興味を持っている若い方と大切な交流ができます。
お互いに迎えてよかった、訪れてよかったと思えるような忘れられない経験にしたいものです。ホームステイ体験を通じて、町の草の根レベルでフィンランド人と親しくなることができますし、この時代に向かって国際人としての感覚を一つ一つ身に付けていくこともできます。
▽ホームステイ受け入れ側の声
ホームステイを受け入れる側は、言語やもてなしの悩みを抱えているのはよくありますが、実際の体験は迎えてよかったという家庭はたくさんあります。以下はホームステイを受け入れた経験者の声です。
経験者その(1):「初めての体験で、ホームステイの受け入れの日が来るまでは、内心家族で心配をしていました。受け入れてからは言葉の不自由はありましたが、気遣いのある礼儀正しい女の子達で、日が経つにつれて、何人となく心が通じ合えたように思います。家族一同本当にいい思い出に残る体験ができたことに感謝したいです」
経験者その(2):「フバーパイヴァー テルヴェトゥロア(こんにちはようこそ)!ホームステイ受け入れが決まって早速家族で練習しました。言葉に不安を持ち当日を迎えました。しかし、言葉じゃなくて「心」、人と人を繋ぐものは言葉より心だった。笑顔と笑い声に満ちた9日間でした。ありがとうございました!」
町の皆さん、ご一緒にエスポー高校にも邑南町にも記憶に残る思い出を作りませんか?
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