Eerolla on asiaa
フィンランド出身国際交流員による、フィンランドや邑南町の話
■第11回 フィンランドへ途中帰国した感想
▽フィンランドでの休暇の日々
ゴールデンウィークの後、フィンランドへ帰国し、2週間の休暇を過ごしました。家族と再会できることやせわしなさのない日々を過ごすことは待ち遠しかったです。
外国からフィンランドに戻ることはよくありましたが、休暇でフィンランドに行って、日本に戻ってくるということは不思議に感じました。恋しくなっていたサウナには4回入りました。慣れた風景を見ながらたくさん散歩しました。ヘルシンキ中心部にも人が少ないことは少し驚きました。よく行く広島の人混みがより強く感じます。
▽フィンランドの食べもの事情
フィンランドでは、パン(白いとライ麦の)とシナモンロールをたくさん食べました。行列せず飲食店にすぐ入ることができた一方、値段が比較的高いので、だいたいのフィンランド人は毎週入ることをしません。ちなみに、スーパーのオーツ、ジャガイモとパスタは安いけれど米は高いです。
そういえば、乳製品をたくさん食べた結果、消化が悪くなりました。日本でこんなことはあまりなかったので、やはり日本食と米は私のお腹によく合っているようです。
▽邑南町との気候のちがい
フィンランドの南部は、5月上旬でも日の入りは午後9時頃でした(6月中は10時半)。気温は例年より低く、12℃くらいでした。
でも帰る前の日々の気温は急に20℃を超え、当時の邑南町の天気に似ていました。外と室内の空気はちょっと乾燥していたので、日差しはより眩しく感じ、サングラスが役に立ちます。邑南町は湿度が高く、暑さは感じますが、湿気に満ちた空気は目に優しいように感じます。
▽休みを振り返って気づいたこと
家族と友人と会えてよかった、のんびり家にいられてよかった、大切な場所を巡って気持ちよかったです。
でも邑南町の住宅に戻ったら「ただいま帰りました!」という感じがしました。今、長期的な日本暮らしを目指してきた私は邑南町にいるべきです。この季節を体験し、学ぶべきことを学ぶのです。
忙しい都会暮らしよりも、穏やかな邑南町で、日本人を動かす伝統や習慣を体験できて恵まれていると思います。
今後、日本からフィンランドへは、時々帰国できればちょうどいいのではないかと思います。
そして帰国するごとにその時の楽しみにしていること、恋しくなったことを発見するのも面白い旅でしょう。
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