今回は、神楽門前湯治村であった「神楽甲子園」(関連記事2ページ)を初めて取材しました。驚いたのは、会場の熱気。根っからの神楽ファンが集結しており、緊張感すら漂っていました。そんな中でも、矢上高校神楽愛好会は、堂々たる舞を披露。汗だくの舞手や奏楽の達成感に満ちた表情が印象的で、まさに青春の1ページというべきものでした。
かたや、舞ってもないのに汗まみれの私は、ふと、あることに気づきます。
手には、大分県人会の出店で、水分補給用に買った「かぼすジュース」。そして、今立つこの地は「湯治村」です。何とも、心身ともにさっぱりできそうですが、夕方の「火舟祭り」の取材時間も迫ります。
心の中にいる鬼と神が闘いの末に出した結論は、火舟祭りの撮影で再び汗を流すことでした。帰宅後、全身汗まみれになって倒れこみましたが、欲望に惑わされかけ、青春とは程遠い赤銅色の1ページとなりました。(大久保)
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