雲南市議会9月議会で認定された令和4年度公営企業会計決算をお知らせします。
■水道事業
◯収益的収入(料金収入など)および支出(施設維持管理費など)
令和5年3月末時点の給水戸数は1万5006件、令和4年度の総有収水量(料金収入の対象となった給水量)は339万2328立方メートルでした。総有収水量を前年度と比較すると2万654立方メートル(0・6%)の減少となりました。
総収益は、13億833万円、総費用は、12億168万円で1億665万円の純利益を計上しました。総収益のうち水道料金は8億936万円で、総収益の61・9%を占めています。前年度と比較して総収益は0・1%増加、総費用は1・8%減少しています。
供給単価(有収水量1立方メートル当たりの給水収益)は238円59銭、給水原価(水道水1立方メートル当たりの経費)は298円23銭で、料金回収率は80・0%となりました。
◯資本的支出(建設改良工事など)
資本的支出総額は7億7177万円で、うち建設改良費は2億6573万円、企業債償還額は5億604万円でした。主な建設改良事業として、大東町の山王寺本郷地区水道整備事業の工事を行いました。生活基盤施設耐震化等交付金などを活用し、老朽管路の更新や耐震化、水道施設台帳システムの構築を行いました。
■工業用水道事業
◯収益的収入(料金収入など)および支出(施設維持管理費など)
工業用水道の年間契約水量は6万550立方メートル、超過水量は125立方メートルでした。
総収益は591万円、総費用は2955万円で、2364万円の赤字となり、前年度までの繰越欠損金と合わせ、5501万円の未処理欠損金を計上しました。
◯資本的支出
資本的支出の総額は3347万円で、全額企業債償還金でした。
■下水道事業
◯収益的収入(料金収入など)および支出(施設維持管理費など)
令和4年度より農業集落排水施設の鍋山処理区を公共下水道に統合したことにより、令和5年3月末時点の排水件数は5706件、令和4年度の総排水量は156万6894立方メートルでした。総排水量を前年度と比較すると12万2550立方メートル(8・5%)の増加となりました。
総収益は、10億3532万円、総費用は、8億8748万円で1億4784万円の純利益を計上しました。前年度からの繰越利益剰余金と合わせた未処分利益剰余金1億5511万円のうち、1億108万円は資本的収支の不足額の補てん財源として使用しています。総収益のうち下水道使用料は2億5046万円で、総収益の24・2%、一般会計からの繰入金が5億854万円で49・1%を占めています。前年度と比較して総収益は7・3%増加、総費用は7・1%増加しています。
使用料単価(有収水量1立方メートルあたりの使用料収入)は172円83銭、汚水処理原価(汚水1立方メートル当たりの経費)は612円40銭で、経費回収率は28・2%となりました。
◯資本的支出(建設改良工事など)
資本的支出総額8億4615万円で、うち建設改良費は1億2122万円、企業債償還額は7億2492万円でした。主な建設改良事業として、長寿命化を図るための施設更新工事を行いました。また、引き続き、施設の統廃合事業として農業集落排水施設の加茂北処理区、大竹処理区、多久和処理区を公共下水道へ接続するための事業に取り組みました。
◎令和4年度雲南市下水道事業会計損益計算書
(令和4年4月1日から令和5年3月31日まで)
(税抜き)
◎令和4年度雲南市下水道事業会計貸借対照表
(令和5年3月31日)
(税抜き)
◎令和4年度雲南市工業用水道事業会計損益計算書
(令和4年4月1日から令和5年3月31日まで)
(税抜き)
◎令和4年度雲南市工業用水道事業会計貸借対照表
(令和5年3月31日)
(税抜き)
◎令和4年度雲南市水道事業会計損益計算書
(令和4年4月1日から令和5年3月31日まで)
(税抜き)
◎令和4年度雲南市水道事業会計貸借対照表
(令和5年3月31日)
(税抜き)
問い合わせ先:水道局総務課
【電話】0854-42-3473
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