このコーナーでは、日本一チャレンジに優しい教育環境で学ぶ市内高校生の姿を伝えていきます。今回は、全国高校総合文化祭(演劇部門)(以下、全国総文祭)において優秀賞・文化庁長官賞を受賞し、8月末に国立劇場(東京都)で開催された全国高校総合文化祭優秀校東京公演に出演された三刀屋高校演劇部を紹介します。
全国総文祭に出場できるのは、全国で活動する約2,000の演劇部のうち12校(中国地方からは約150校のうち1校)のみの狭き門、そうした中でJR木次線を題材にした「ローカル線に乗って」を演じて2年連続8回目の出場を果たしました。さらには、上位4校のみに与えられる優秀校東京公演の出演権も得て、約1,000人の観客を前に、「本当の豊かさとは何か?」を問いかけました。3年生18人の勇退により現在は1,2年生5人で日々練習に励んでいます。
■高校生の声
◯中村美涼(なかむらみすず)さん(3年生/前部長)
新型コロナウイルスの影響もあって、お客さんのいる舞台に立つことが少なかった中で、全国総文祭の前にはチェリヴァホールでの壮行公演の機会をいただき良い成績にもつながりました。東京公演の際には、木次駅でお見送り・お出迎えもいただき、地域の皆さんから愛されているんだなぁと感じることができ本当に嬉しかったです。
■観覧者や審査員の声
・高校演劇という枠を超えた素晴らしい演技であった。
・高校生が実際に起きている地域の問題をジブンゴトとして熱演する姿が心に響き涙が止まらなかった。
・たくさんの笑いと涙に包まれた、素晴らしい舞台だった。
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