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■企業チャレンジの新たな取り組み　新スマート物流の構築に向けたドローン配送および共同配送の実証実験
セイノーホールディングス(株)、(株)エアロネクストおよびKDDIスマートドローン(株)と雲南市で、3月17日・18日に新スマート物流の構築に向けたドローン配送および共同配送の実証実験を行いました。

なぜスマート物流が必要なのでしょうか。雲南市は小規模な集落が広く点在しており、商店・飲食店も少なく、地域によっては日常の買い物など生活利便性の維持が求められています。また、運送業界では人手不足や採算性の観点から特に過疎地域における配送維持が課題となりつつあります。

今回使用されたのは物流専用のドローンで、最大5kgの物資を積載し、往復20kmを移動することができます。今回の実証実験では、東京都にいるパイロットのリモート操作により、掛合地区、入間地区、波多地区の間を配食弁当や鯖ずし、お茶などの物資を輸送したほか、現地到着後の配食ボランティアとの連携も確認しました。
地域の方からはドローンを活用した物流の実証実験について「波多地区のはたマーケットから入間地区に届けることができれば、入間地区、そして波多地区にとってもいいこと。一方で、波多にないものを掛合地区から運んでもらえると助かる」と話しがありました。また、共同配送の実証実験では、灯油や野菜の集出荷、各社の荷物を仮設の物流拠点に集約し、実装に向けての課題などを検証しました。
今後、物流の最適化をめざし、ラストワンマイルの輸送手段にドローン配送を組み込み、地上輸送とドローン配送を連結、融合する新スマート物流システムの導入により、買い物代行や災害時支援、医薬品配送などを行う仕組みづくりに取り組んでいきます。

問い合わせ先：政策推進課
【電話】0854-40-1011